ベガコーポレーション 事業内容・ビジネスモデル

フォロー
時価総額 238億1500万 円
銘柄コード 3542(マザーズ(内国株))

株式会社ベガコーポレーションは福岡市博多区に本社をおく企業。2004年に(有)ベガコーポレーションとして設立。家具の通販店「ロウヤ」を楽天市場とYahoo!ショッピングに開店。2006年には本店となる自社ウェブサイトをオープン。2016年東証マザーズに上場。「ロウヤ」は実店舗を持たずインターネットのみで店舗展開を行うネット通販専門店であり、中間業者を一切挟まない事で、大幅な価格改善を可能にする。

沿革・会社概要

株式会社ベガコーポレーション(Vega corporation Co.,Ltd.)は、家具・インテリア等のインターネット通販事業及び越境市場をターゲットとした越境ECプラットフォームを運営している。

前身の有限会社ベガコーポレーションは、2004年7月に家具・インテリア等のインターネット通販を目的として設立した。2004年に『LOWYA Yahoo!ショッピング店』、『LOWYA 楽天市場店』を、2006年に『LOWYA 自社サイト旗艦店』をオープンした。2007年には商号を株式会社ベガコーポレーションに変更。2014年に『LOWYA Amazon店』をオープンし、2015年には日本の商品を世界へ届ける越境ECプラットフォーム『DOKODEMO』を本格稼働した。その後、2016年に東証マザーズへの上場を果たしている。

事業内容

ベガコーポレーションの「Eコマース事業」では、自社運営サイトの店舗及び楽天市場、Amazon並びにYahoo!ショッピングの大手インターネット内の店舗を通じた家具・インテリアのインターネット通信販売事業を展開している。また、越境市場をターゲットとした越境ECプラットフォーム『DOKODEMO』の運営も行なっている。

店舗ブランドは、総合家具通販サイト『LOWYA』、高級感ある家具を提供している『パロッカ』、北欧テイストのインテリアを中心とした商品を提供する『ノージィ』等、合計5ブランドだ。ソファやベッド、チェア、デスク、テレビ台、収納家具、ダイニング用品、日用品といった家具・インテリア等の商品を取り扱っている。

事業の特徴

商品企画小売型のビジネスモデル

ベガコーポレーションは、商品企画から小売までの一気通貫体制により、効率的に商品開発・生産管理を行うことで、顧客ニーズを適時に反映した商品の提供に努めている。

インターネット販売のノウハウ

自社サイトの運営及び楽天市場、Amazon並びにYahoo!ショッピングの大手インターネットモール内に複数の店舗を出店し、家具・インテリア等の販売を行なっている。ベガコーポレーションでは、各店舗に訴求する顧客層に対し、商品ページの表示や商品機能の詳細説明に、目を引くキャッチコピーや画像、イメージ図を利用し、より分かりやすい表示を心がけている。並びに、丁寧な顧客対応や商品そのものの魅力が評価されており、大手インターネットモールのランキング上位に位置することにより、収益向上に努めている。

このように、従来はリアル店舗で商品現物を見て触って購入することが常識であった家具・インテリア商品等について、インターネットでの商品購入、販売の拡大を図っている。

ユーザー行動分析管理の経験・実績

これまでの実績と経験を活かし、楽天市場、Amazon及びYahoo!ショッピングのインターネットモールをはじめとしたWeb全体から、日々家具・インテリア等のトレンド情報を収集・分析している。結果としては、マーケットニーズに適合した新商品の開発が可能になった。並びに、分析結果に基づいたサイトデザインの改善や商品構成の見直しと改善点を次の施策に活用するPDCAサイクルを行い、継続的な販売向上を図っている。

越境ECプラットフォーム『DOKODEMO』の運営

越境市場をターゲットとした多言語対応、複数の配送方法を選択できる物流システムを特徴とした越境ECサイトの運営を行い、MADE IN JAPANの商品等を世界各地に提供している。『DOKODEMO』は、日本の商品を世界99ヶ所以上の国または地域で受け取ることができる越境プラットフォームだ。

着実にリピート流通が積み上がってきていることから、営業活動の強化、出店企業及び取扱商品数の拡大に取り組み、会員数及び流通総額の更なる上昇に向けた施策を講じている。さらには、収益体質の強化にも注力し、早期収益化に向けた取り組みを進めている。

経営方針

ベガコーポレーションは、創業以来一貫して、「誠実」、「愛」、「感謝」を経営理念に掲げている。その上で、株主、顧客、取引先、従業員などの直接利害関係者のみならず、社会全体から愛される企業を目指している。

ビジョンである「満足と感動を叶える唯一のEコマース企業」のもと、ベガコーポレーションならではの新しい常識を発信し、サービスの変革を推し進めていく方針だ。その中で、家具・インテリア等の「家具Eコマース事業」を主軸に、新規事業の「越境ECプラットフォーム事業」と2事業において、新たな価値と最高のサービスを顧客に提供し続ける。

経営指標

ベガコーポレーションは売上、営業利益、経常利益を重視している。この経営指標のもと、持続的に安定した成長を目指している。

経営方針

「家具Eコマース事業」においては、「一気通貫の製造小売EC」の特性を生かし、本格的なD2Cビジネスモデルの展開に向けて、『LOWYA』旗艦店の更なる強化及びブランド認知の拡大に注力する方針だ。

売上については、旗艦店強化の施策による増収を見込むものの、販売競争の激化や世界的な経済活動の停滞による個人消費の不透明さも想定されるという。費用については、引き続き商品構成の見直しや高利益商品の開発による利益改善に取り組む。並びに、旗艦店強化のための広告宣伝費投下やシステム投資による物流の効率化を実現し、物流コストの抑制を図っていくとしている。

越境ECプラットフォーム事業においては、広告費を抑制しながらもリピート流通を獲得できているという。そこで、引き続き営業活動の強化を図りながら出店企業数及び取扱商品の拡大に取り組み、会員数及び流通総額の更なる上昇に向けた施策を講じていくとしている。さらには、SNS等を活用したブランド構築や収益体質強化にも注力し、早期の収益化に向けて取り組んでいく方針だ。

対処すべき課題

ベガコーポレーションを取り巻く環境は、他社との販売競争が続くものと予測されるという。その中で、商品価値・顧客サービスにおいて差別化を図り、さらには業界の課題である物流コストの抑制に努めることにより、フルフィルメントサービスの構造を強化していくことが重要な課題だとしている。

こうした課題に対応するために、以下の6つの対処すべき重要な経営課課題を掲げている。

LOWYAのブランディング及び認知度の向上

ベガコーポレーションは、家具・インテリアのショッピングサイト『LOWYA』のブランディングを強化するため、効果的な広告投資を行うとしている。これにより、認知度向上を図ることで、新規顧客獲得及びリピート顧客増加を推進していく方針だ。並びに、家具・インテリア市場において、”ファストインテリア”のジャンルを確立し、認知度向上を目指していく。

魅力的で豊富な品揃え

個性・ライフスタイルが多様化している顧客のニーズにマッチした品質の高い商品を、魅力的な価格でより多くの顧客に提供するため、商品開発スピードの向上を図り、数多くの商品をリリースする方針だ。

新規事業への投資

ベガコーポレーションは、新規事業として越境ECプラットフォーム事業の研究開発のための投資を行い、企業価値の拡大に努めていく方針だ。並びに、新規事業開発のスピード及び効率性を重視しながら、早期の収益化を目指していくとしている。

その他、「顧客サービスの向上」、「物流体制の効率化」、「内部管理体制の充実」を対処すべき課題に掲げている。


2020年3月期 有価証券報告書(提出日:2020年6月23日)