事業内容
ビックカメラは、カメラやテレビ、オーディオ機器、家庭電化製品、情報通信機器、ゲーム、時計、中古パソコン、スポーツ用品、玩具、メガネ、酒類、医薬品など多岐にわたる商品の販売を行っています。これらの商品は、ビックカメラの店舗やオンラインストアで購入することができます。
ビックカメラは、首都圏を中心に「都市型」「駅前」「大型」の43店舗を展開しています。また、子会社のコジマは「コジマ×ビックカメラ」ブランドで139店舗を全国に展開し、ソフマップはデジタル機器の販売・買取を行う24店舗を運営しています。
携帯電話販売代理店としては、ラネットとTDモバイルがau、ソフトバンク、ドコモ、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイルのショップを運営しています。また、中古スマートフォンの販売・買取を行うじゃんぱらは54店舗を展開しています。
ビックカメラは、インターネット通販にも力を入れており、「ビックカメラ.com」や「楽天ビック」などのオンラインストアを運営しています。これにより、全国の顧客に商品を提供しています。
その他の事業として、ビックカメラは広告代理店業務や物流業務、Web記事の作成、資金貸付なども行っています。また、BSデジタル放送やケーブルテレビ放送事業も手がけています。リサイクル事業も非連結子会社を通じて展開しています。
特集記事
経営方針
ビックカメラは、成長戦略として「ビックカメラグループ中期経営計画~Vision 2029~」を掲げています。この計画は、2025年から2029年までの5年間を対象とし、グループ全体の特長と強みを活かした経営を目指しています。具体的には、顧客の声を基にしたグループ機能の活用と連携を推進し、顧客の囲い込みや買替需要の創出を図ります。
同社は、2029年までにサーキュラーエコノミー型事業モデルの基盤を構築することを目指しています。これにより、店舗を事業の中核としつつ、顧客との接点を増やし、社会の変化や顧客ニーズに柔軟に対応することを重視しています。また、環境問題やデジタルデバイドといった社会課題にも取り組む姿勢を示しています。
ビックカメラは、経営戦略として「顧客基盤の拡充と経営基盤の強化」を掲げています。具体的な施策として、信頼とワクワク感のある店舗の確立、グループアセットを活用した顧客囲い込み、新たな成長領域への取り組み強化、経営インフラの強靭化を進めています。これにより、リピート率の向上や新たな顧客層の取り込みを図ります。
同社は、EC事業の成長や法人事業の拡大を目指し、品揃え強化や検索性の向上を図っています。また、IT・物流システムの最適運用を通じて経営インフラの強化を進めています。新規出店については、ビックカメラが年1店舗、コジマが年数店舗を計画し、都市型と郊外型の補完関係を強化します。