ジンズホールディングス 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 1738億5500万 円
銘柄コード 3046(市場第一部(内国株))

1988年、群馬県前橋市にて設立。
2001年、1号店「JINS天神店」を出店しアイウエア関連事業に進出。
2006年には大阪ヘラクレスに上場。
2009年「Air frame®」、翌年「Titan frame」、2011年「JINS PC®(現・JINS SCREEN)」を発売。
2013年東証一部に上場。
企画から販売までを自社で一貫して行う独自のSPA方式により「市場最低・最適価格」を実現。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

ジンズホールディングスは眼鏡などを販売する小売企業。1988年、田中仁氏が群馬県前橋市で「ジンプロダクツ」として創業。2001年、1号店「JINS天神店」を出店しアイウエア関連事業に進出。2006年には大阪ヘラクレスに株式上場を果たす。2009年「Air frame®」、翌年「Titan frame」、2011年「JINS PC®(現・JINS SCREEN)」を発売。2013年東証一部に市場変更。2017年にジンズに商号を変更し、2019年にジンズホールディングスに商号変更、持ち株会社体制へ移行した。

企画から販売までを自社で一貫して行う独自のSPA方式により「市場最低・最適価格」を実現し、国内アイウェア市場で有数のシェアを握る。

事業内容

株式会社ジンズホールディングスは、株式会社ジンズホールディングス、連結子会社12社及び非連結子会社1社により構成されている。ジンズホールディングスは、「国内アイウエア事業」、「海外アイウエア事業」、「雑貨事業」の3セグメントで事業展開をしている。

国内アイウエア事業

「国内アイウエア事業」では、ジンズが日本におけるアイウエアの企画・生産・流通・販売を行っている。ジンズホールディングスグループの連結売上高のうち、本事業が約9割を占めている。

海外アイウエア事業

「海外アイウエア事業」では、中国やアメリカ、アジア諸国、台湾、香港においてアイウエアの販売を行っている。中国で本事業を展開する関係会社は3社で、その他アメリカでは2社、アジア諸国は2社、台湾は2社、香港は2社となっている。

雑貨事業

「雑貨事業」では、フィールグッドがメンズ及びレディスのバック、防止、アクセサリー等服飾雑貨の企画・生産・流通・販売を行っている。

その他事業

上記いずれのセグメントにも属さない「その他の事業」においては、Think Labがオフィススペースの企画・運営・管理・コンサルティングを行っている。

経営方針

ジンズホールディングスグループは、市場環境の変化に組織的に対応し、かつ、グローバルでの成長を確実なものとすることを目指している。そのため、ブランドビジョンを「Magnify Life」(人々の生き方を豊かに広げる)」とし、このブランドビジョンを実践していく上での行動指針を「Progressive」、「Inspiring」、「Honest」と定めている。社内及び顧客との間で「Magnify Life」を共有し、「Magnify Life」に基づいた顧客体験を提供することでブランドビジョンの浸透を図り、持続的な成長を実現していく方針だ。

経営指標

ジンズホールディングスグループは、将来にわたり企業価値向上を図るために、国内アイウエア事業及び海外アイウエア事業の収益を重視しながら事業の成長性を高めるとしている。その上で、経営指標としては、連結業績における営業利益及び営業利益率、並びに自己資本当期純利益率(ROE)の向上を目指している。

中長期的な経営戦略

ジンズホールディングスグループは商品力、接客力の向上に努めながら、イノベーティブなプロダクトの開発や様々なニーズに応えられるサービスの導入を進めている。その上で、顧客価値を高めるビジネスモデルを構築し、継続的な企業価値の向上に取り組んでいる。

商品戦略

高品質・高機能眼鏡を市場最低・最適価格で提供することを基本方針に、『エアフレーム』、『JINS SCREEN』といった新しい価値をもたらす商品開発を継続的に進めていく。

サービス戦略

国内アイウエア事業において、常に新しい購買体験の提供を追究している。デジタル技術を用いたこれまでにないメガネの新しい買い方を提供しつつ、店舗オペレーション及びイニシャルコストの効率化を図っていく。

店舗戦略

国内アイウエア事業において、継続して郊外ロードサイドへの出店を加速し、市場規模の大きいシニア層への浸透を進めていくとしている。海外アイウエア事業においても、既存店の着実な増収及び適切な新規出店を行うことで、収益性の向上に取り組んでいくとともに、更なるグローバルネットワークの拡充に努めていく方針だ。

対処すべき課題

ジンズホールディングスグループは、以下を対処すべき課題に掲げている。

商品ラインナップの多様化

ジンズホールディングスグループは、ブランドビジョンである「Magnify Life」の実現に向け、顧客に価値ある商品を提供できるよう、価格を見直し、商品ラインナップを拡充している。ただし、20代から30代の顧客には高い支持を得ているが、一方で眼鏡装着率の高い40代以降の顧客に向けた品揃えの更なる強化が重要な課題だと認識しているという。そこで、視力矯正及び非矯正メガネの両面でクオリティやデザインを持続的に向上させ、全世代に向けた品揃えの充実に取り組んでいくとしている。

商品開発力の強化

ジンズホールディングスグループは、『JINS MEME』、『JINS Violet+』といった顧客に革新的な商品を提供できるよう開発に注力してきたという。並びに、「近視のない世界の実現」に向けた取り組みの一環として、バイオレットライトを用いた近視進行の抑制を目的としたメガネ型医療機器の開発の共同プロジェクトに着手している。その中で、継続して顧客との双方向のコミュニケーションを重ねながら、顧客のニーズにマッチした商品を安定的かつ開発し、提供できるよう取り組んでいくとしている。

持続的な店舗展開の推進

国内店舗展開として、ロケーションの多様化を推進しているが、単一フォーマットによる店舗展開のため、ロケーションに合わせた店舗フォーマットやMDの多様化が重要な課題になっているという。そこで、今後の出店戦略を更に積極的に展開するために、ロケーションに沿った店舗フォーマットの構築やMD展開の確立を重点的に行い、新規出店に対する基盤強化を進める方針だ。

SPA体制の効率化と堅確化

ジンズホールディングスグループは、高品質かつ圧倒的な低価格での商品提供を可能にしている最大の原動力は、企画から販売まで一貫して行うSPA体制だと認識しているという。そこで、このバリューチェーンを構成する各セッションの人材の育成・確保へ注力しつつ、システム化を推進し、一層の効率化と堅確化に取り組んでいく方針だ。

この他、「グローバル推進の展開」、「サステナビリティ活動の推進」を対処すべき課題に掲げている。前者では海外ビジネスに精通した人材の採用を、後者では企業価値の向上の一環として、ESGを意識した取り組みに注力するとしている。

2019年8月期 有価証券報告書(提出日:2019年11月28日)