くら寿司【2695】 プライム(内国株式)

株式会社くらコーポレーションは、大阪府堺市に本社をおく企業。昭和52年に一般的な寿司店として堺市に開店したのが始まり。昭和59年、「100円で本物」をキャッチフレーズに「回転寿司くら」を開業し、大型店としては存在しなかった直線型タイプの回転寿司を導入。時間制限管理システム、自動廃棄システムなどを導入し平成13年大阪ナスダック・ジャパンに上場。平成16年には東証二部、翌年東証一部に指定。

くら寿司【2695】 プライム(内国株式)

株式会社くらコーポレーションは、大阪府堺市に本社をおく企業。昭和52年に一般的な寿司店として堺市に開店したのが始まり。昭和59年、「100円で本物」をキャッチフレーズに「回転寿司くら」を開業し、大型店としては存在しなかった直線型タイプの回転寿司を導入。時間制限管理システム、自動廃棄システムなどを導入し平成13年大阪ナスダック・ジャパンに上場。平成16年には東証二部、翌年東証一部に指定。

事業内容

沿革・会社概要

くら寿司株式会社は、大阪府堺市中区に本社を置く回転寿司チェーン。1977年に田中邦彦氏が堺市で一般的な寿司店として創業したことが始まり。1990年に株式会社くら寿司を設立。1995年11月に株式会社くらコーポレーションを設立。2001年にナスダック・ジャパンに上場。2004年に東京証券取引所2部に上場。2005年に東京証券取引所1部に指定替え。2008年にアメリカ、ロサンゼルスへ進出。2014年に台湾1号店を台北市に開店。2019年にアメリカの現地法人「くら寿司USA」がナスダック市場に上場。2020年9月、台湾子会社がTaipei Exchangeに上場。

事業内容

くら寿司は、回転すしチェーン店の「無添くら寿司」を展開し、他にも近畿圏に和食レストラン「無添蔵」や「くら天然漁市場」を持つ。米国、台湾にも事業展開をしており、2020年4月30日時点で世界に合計507店舗を持つ。

経営方針

「食の戦前回帰」を企業理念として掲げている。「無添くら寿司」という名の通り、くら寿司が提供する商品は、顧客の健康を有せ因子、全ての食材において化学調味料、人工甘味料、人口保存料を使用していない。無添加の食品で、安心・安全な食事提供を行っている。「食の戦前回帰」とは、添加物を一切使用していなかった、戦前のバランスを取れた健康的な食生活を取り戻そうという意味。また、日本の食文化の代表である寿司を通して、世界の人々の幸せに貢献できる企業を目指している。

目標とする経営指標

くら寿司は、資産の有効活用により、企業価値を高めるという観点から、収益性と効率性を表す総資産経常利益率を重要な経営指標と位置付けている。

経営環境

外食産業について、競合他社の積極的な出店による影響や、労働需給ひっ迫による人件費の上昇など、経営環境は厳しいものとなっている。

経営戦略

競合他社との差別化を図り、無添くら寿司ブランド認知を推し進め、回転すし業界の中で確固たる地位を築くことを目標としている。出店形態は直営店のみとし、地域間格差のない均一の品質・サービス等の提供が行える体制の構築を諮っている。また、一層人材の育成を行い、さらなる店舗運営システムの向上を図るとともに費用対効果を追求し、経営基盤の強化、業績の向上に努めることとしている。更に世界に日本の食文化の素晴らしさを伝え、幸せに貢献するため、蓄積してきたノウハウと、ゆるぎない企業理念をもって海外展開を加速していくこととしている。

対処すべき課題

安全で高品質な商品の提供を徹底し、競合他社との差別化をより一層進めていくため、以下の通り挙げている

効率的な店舗運営

コストパフォーマンスの向上、IT化の推進を行うこととしている

出店戦略

不採算店を出さないために出店条件の厳格化及び、一層のコスト削減に取り組むこととしている。

顧客満足度の向上

店舗設備の更新による店内環境の改善、サービスの改善による顧客満足度の向上を図ることによる来客数の増加に努めることとしている。

人材の確保・育成

海外展開に対応したカリキュラムも充実させ、グローバルな人材育成にも注力することとしている。

商品戦略

高付加価値商品の開発と既存商品の価値拡大に努め、商品競争力を向上させることにより、成熟市場の中でシェアの拡大及び収益の向上を図ることとしている。

海外戦略

くら寿司は米国及び台湾において子会社を設立し、店舗展開している。日本で築いたフォーマットを海外に移植し、海外展開を積極的に行うこととしている。


2019年10月期 有価証券報告書(提出日2020年1月30日)

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