ディー・エヌ・エー 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 2515億6800万 円
銘柄コード 2432(市場第一部(内国株))

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は東京渋谷に本社をおく企業。1999年に設立し、オークションサイト「ビッダーズ」を開始。2004年には「ポケットアフィリエイト」「モバオク」を開始。2005年東証マザーズ上場。2006年には「モバゲータウン」を開始。2007年東証一部に市場変更。現在はゲーム事業「Mobage」を中心に、決済代行「ペイジェント」、仮想ライブ空間「Showroom」などを展開。

事業の概要

株式会社ディー・エヌ・エーと関係各社は、株式会社ディー・エヌ・エー、連結子会社34社、持分法適用関連会社19社の計54社で構成され、主にモバイル・PC向けのインターネットサービスを提供している。

事業セグメントは「ゲーム事業」、「スポーツ事業」、「オートモーティブ事業」、「ヘルスケア事業」、「新規事業・その他」となっている。

「ゲーム事業」の事業内容は、日本国内外におけるモバイル向けゲーム関連サービスである。主要サービスは「Mobage(モバゲー)」等であり、主な事業主体は株式会社ディー・エヌ・エーのほか、株式会社DeNA Games Tokyo、WAPTX LTD.、DeNA Seoul Co., Ltd.となっている。

「スポーツ事業」は、日本国内におけるスポーツ関連サービスである。「横浜DeNAベイスターズ」、「横浜スタジアム」の運営、「川崎ブレイブサンダース」、「横浜DeNAランニングクラブ」等のサービスを行っている。主な事業主体は、株式会社ディー・エヌ・エーのほか、株式会社DeNAベイスターズ、株式会社横浜スタジアム、株式会社DeNA川崎ブレイブサンダースとなっている。

次に「オートモーティブ事業」は、日本国内におけるオートモーティブ関連サービスである。主要サービスは、「MOV(モブ)」、「Anyca(エニカ)」など等であり、株式会社ディー・エヌ・エーのほか、株式会社DeNA SOMPO Mobility、株式会社DeNA SOMPO Carlifeが主な事業主体。

「ヘルスケア事業」は日本国内におけるヘルスケア関連サービスであり、主要サービスは、「MYCODE(マイコード)」、「kencom(ケンコム)」、「歩いておトク」である。株式会社ディー・エヌ・エーのほか、株式会社DeNAライフサイエンス、DeSCヘルスケア株式会社、株式会社PFDeNAが主な事業主体となっている。

最後に「新規事業」では、日本国内外における新規事業およびその他サービスを行っている。主要事業領域は、IP創出プラットフォーム事業、EC事業、ネットサービスインキュベーション事業などであり、株式会社ディー・エヌ・エーのほか、株式会社モバオク、株式会社エブリスタ、DEF STUDIOS株式会社、SHOWROOM株式会社が主な事業主体である。

経営方針

株式会社ディー・エヌ・エーグループは、「Delight and Impact the World〜世界に喜びと驚きを〜」をミッションに、「インターネットやAIを活用し、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届ける」ことをビジョン(長期の経営指針)として、グループ全体で各種の経営施策に取り組んでいる。

株式会社ディー・エヌ・エーグループは創業来、eコマース、コミュニティー、ゲームと事業領域を拡大し、スポーツ、オートモーティブ、ヘルスケアなどの幅広い領域を手掛けている。今後は、AIの活用にも積極的に取り組みつつ、エンターテイメントと社会課題解決の二つの軸で事業を展開していく方針である。

また、企業価値を継続的に高めていくことを経営上の最重要課題とし、売上収益、営業利益、EPSなどの経営指標を重視している。また営業上の指標として、各サービス・コンテンツにおける会員数、利用者数、ARPU(Average Revenue Per User)、RR(Retention Rate)などを重視している。

中長期の経営戦略

株式会社ディー・エヌ・エーグループは、モバイルインターネットの事業領域の拡大や世界的なAIの研究スピードの加速、またそれらの技術を活用した事業機会を認識し、モバイル向けゲームの事業領域における収益基盤の強化に加え、ゲーム事業やスポーツ事業に続く新しい事業の柱を複数構築することを目指している。

ゲーム事業では、既存タイトルの強化と新規ヒットタイトルの創出に取り組むとともに、コスト構造の筋肉質化と固定費の最適化を図っていくとしている。そして、今後もインターネットやAIを活用しつつ、サービスの構築力や様々な企業との協業経験を活かし、さらに強い事業ポートフォリオの実現を目指していく方針だ。

経営課題

株式会社ディー・エヌ・エーグループは、ミッションとビジョンの実現にあたり、優先的に対処すべき課題として、以下の5つを掲げている。

1つ目が、「ゲーム事業における健全な収益性の確保および新規ヒットタイトルの創出 」である。ゲーム事業では、外部有力パートナーとの提携関係に基づくタイトルの開発・運営や、グローバル市場も視野に入れたタイトル展開を通じ、既存の有力タイトルを強化するとともに、優良コンテンツのラインナップを充実させ、既存の有力タイトルのさらなる成長と継続的なヒットタイトルの創出のための取り組みを強化していく。

また、コスト構造の筋肉質化や固定費の最適化を図り、健全な収益性の確保と収益基盤の再強化に努める方針だ。

2つ目が、「一層強い事業ポートフォリオ実現に向けた新規事業領域での最適な成長投資」である。株式会社ディー・エヌ・エーグループは、これまで変化の速いインターネット市場の動向をいち早く捉え、様々な事業を創出し、中核事業を変遷させながら企業価値を向上させてきた。今後も、経営資源を効率的に活用しながら、 ゲーム事業やスポーツ事業に続く新たな柱を複数構築し、長期的に大きな価値を創出することを目指している。

そのため、モバイルインターネットや株式会社ディー・エヌ・エーの強みを発揮できるその他の事業領域においては、蓄積してきた知見やノウハウ、インターネットやAIなどの技術を活用し、事業の創出・育成に取り組んでいくとしている。規律ある投資を行うとともに、 他の企業との協業やM&Aなど多様な戦略オプションも検討していく。

3つ目が、「本質的な価値・喜びの提供の実現を図る組織・風土の強化」である。経営陣及び全事業部門がサービスの状況や顧客の声を適時適切に把握し、各サービス単位がデライト観点で、より高い意識を持ち、より多くのデライトを届けることができるよう、役職員の意識向上や組織づくりを推進する。

また、さらなる事業領域の拡大を進めるため、経営陣の後継者育成、各種の人事制度や優秀な人材の採用、育成強化などを通じて、組織力の強化に取り組むほか、「コーポレート・ガバナンスの強化」や「コンプライアンス及びリスク管理体制の強化」も重要課題とし、継続的な改善や、体制の充実・強化を図っていく方針である。