事業内容
ホウライは、多岐にわたる事業活動を展開している企業であり、その主な事業セグメントには保険事業、不動産事業、千本松牧場、ゴルフ事業が含まれます。保険事業では、ホウライの保険事業本部が自動車保険や火災保険などの損害保険代理店業務、終身保険や定期保険、がん保険を主とする生命保険募集業務を手掛けています。不動産事業では、同社所有のビルを中心に不動産賃貸業や不動産の売買・仲介を行っており、太陽光発電事業者に対する土地の賃貸も展開しています。
千本松牧場では、原乳の生産から乳製品の製造・販売まで一貫して行うとともに、レストランやアミューズメント施設などの産業観光施設の運営を通じて、観光牧場としての役割も果たしています。ゴルフ事業においては、ホウライカントリー倶楽部及び西那須野カントリー倶楽部の運営を行っており、ゴルフ愛好家に対するサービス提供を行っています。
これらの事業セグメントを通じて、ホウライは多様な顧客ニーズに応える幅広いサービスを提供しており、各事業の相乗効果を生み出しながら成長を続けています。
経営方針
ホウライは、コーポレートステートメント「ひとを大切に。自然を大切に。」を掲げ、お客様・消費者、地域・社会、株主・投資家、社員・お取引先とのコミュニケーションを重視し、永続的な健全経営を目指しています。同社は、経営環境の変化に対応しつつ、中長期的な視点での変革に取り組んでおり、資本コスト・資本収益性を意識した経営資源の配分、ビジネスモデルの変革、自然資本の活用やSDGsへの具体的な貢献を重要視しています。
「中期経営計画2026」では、成長モデルへの転換のための基盤整備を目指し、ブランド力向上のための施設リニューアルや新商品開発等の先行投資、人的資本への戦略的投資を進めています。この計画は、設立100周年に向けた「更なる成長への挑戦」を見据え、外部環境の変化への対応力を高めるとともに、新しいビジネスモデルによる成長を目指しています。
具体的な施策としては、ビジネスモデルの変革、経営効率の改善、人的資本への投資、SDGsを意識したサステナビリティ経営の強化、コンプライアンス及びガバナンスの強化が挙げられます。これらの施策を通じて、ホウライはブランド価値向上による成長モデルへの転換を目指しています。
また、各事業部門では、収益基盤の強化、お客様満足度の向上、DX推進による業務効率化、質の高いお客様基盤の有効活用、人材育成、環境・社会・経済への貢献と企業価値向上の両立を目指しています。これらの取り組みを通じて、ホウライは持続可能な成長を目指しており、中期経営計画2026における数値目標として「営業利益6億円」「ROE5%以上」「EBITDA10億円」を設定しています。