事業内容
東邦瓦斯株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、ガス事業、LPG・その他エネルギー事業、電気事業、およびその他の事業を展開しています。同社グループは、東邦瓦斯株式会社を中心に、子会社29社及び関連会社31社で構成されており、26社が連結子会社、5社が持分法適用関連会社となっています。
ガス事業では、愛知県、三重県、岐阜県でガスの製造及び販売、ガス器具の販売を行っています。また、東邦ガスネットワーク株式会社はガスの託送供給や配管工事を、水島瓦斯株式会社は岡山県内でガスの製造・供給・販売と配管工事、ガス器具の販売を手掛けています。さらに、東邦ガス・カスタマーサービス株式会社はガスメーターの検針や料金回収、東邦ガステクノ株式会社はガス配管工事を行っています。
LPG・その他エネルギー事業では、同社はLNG販売や熱供給事業を、東邦液化ガス株式会社はLPG販売、LPG機器販売、LPG配管工事、コークス・石油製品販売等を展開しています。
電気事業においては、同社を含むグループ企業が電気の販売を手掛けています。
その他の事業としては、LNG受託加工、不動産管理・賃貸、プラント・設備の設計施工、住宅設備機器の販売、情報処理サービス、車両・設備機器のリース、LNG冷熱及び液化窒素等の販売、ガス設備の保安点検など多岐にわたるサービスを提供しています。また、Toho Gas Australia Pty Ltd、Toho Gas Ichthys Pty Ltd、Toho Gas Ichthys Development Pty Ltd、Toho Gas Canada Ltd.は、海外での天然ガス関連の開発・投資を行っています。
経営方針
東邦瓦斯株式会社(以下、同社)は、ガス事業を中心に、LPG・その他エネルギー事業、電気事業、および多様な関連事業を展開しています。同社は、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、コロナ禍によるデジタルシフトの加速や導管部門の分社化など、変化する経営環境に対応しながら、中期経営計画(2022~2025年度)を推進しています。
同社の成長戦略は、「カーボンニュートラルの推進」、「エネルギー事業者としての進化」、「多様な価値の創造」、「SDGs達成への貢献」の4つのテーマに集約されています。これらのテーマに基づき、同社は新たな成長への道筋を確かなものにしています。
具体的には、カーボンニュートラルの推進に向けて、顧客と共に取り組む「CN×P事業」の拡大、メタネーションの実証や海外での「e-methane」サプライチェーン構築の検討、CO2分離回収技術の開発、水素サプライチェーンの構築、再生可能エネルギー電源の取扱量拡大などに取り組んでいます。
エネルギー事業者としての進化では、多様な商品・サービスの展開による顧客接点の拡大、導管網整備の推進、自然災害対策、スマートメーター等の先進技術の活用、低廉かつ安定的な調達の実現、国内外でのエネルギー事業の強化に注力しています。
多様な価値の創造においては、デジタル接点の拡大、地産情報発信メディアやECサイトの立ち上げ、新領域での事業拡大などを進めています。
SDGs達成への貢献では、サステナビリティ方針のもと、ESG課題への取り組みを推進し、地域共生の取組みを強化しています。
これらの戦略を通じて、同社は持続可能な社会の実現をリードする企業グループを目指しています。