リンガーハット 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 585億4900万 円
銘柄コード 8200(市場第一部(内国株))

リンガーハットは長崎県長崎市に本社を置く企業。1973年6月に浜勝商事として設立。1982年8月にリンガーハットに商号変更。1985年10月に福岡証券取引所に株式上場。1998年7月に東京証券取引所に株式上場。2000年2月に東京・大阪の各証券取引所第一部に上場変更。「長崎ちゃんぽん」及び「とんかつ」を主力商品とする店舗の運営及びそれに関連する業務を展開。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

株式会社リンガーハットは長崎県長崎市に本社を置く飲食チェーン。長崎県長崎市は登記上の所在地で、実際の業務は東京都品川区を本部として行っている。1962年、創業者・米濱 豪(よねはま・ごう)氏、三男・昭英(あきひで)氏、四男・和英(かずひで)氏によって長崎で『浜勝』が創業されたのが始まり。1974年、現在の『リンガーハット』の原型となる『長崎ちゃんめん』をオープン。1977年に『リンガーハット』へリブランド。2年後の1979年に関東進出を果たした。

1985年に福岡証券取引所へ1998年に東京証券取引所へ株式上場し、1999年に東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部に指定。2005年に『リンガーハット』500店舗達成。2012年、リンガーハット海外直営1号店となるハワイワイキキ店をオープンした。

事業内容

リンガーハットグループは、リンガーハッと連結子会社10社、持分法適用関連会社3社により構成。『長崎ちゃんぽん』及び『とんかつ』を主力商品とする店舗の運営及びそれに関連する業務を行う。リンガーハットグループの事業内容に係わる位置付けは次のとおり。

『長崎ちゃんぽん』

リンガーハットジャパン株式会社、Ringer Hut Hawaii Inc.(リンガーハットハワイ)、Ringer Hut(Thailand) Co.,Ltd.(リンガーハットタイランド)、Champion Food Co.,Ltd.(チャンピョンフード)、Ringer Hut Cambodia Co.,Ltd.(リンガーハットカンボジア)、Ringerhut and Shimizu Holding Corp(リンガーハットアンドシミズ)、Ringer Hut Hong Kong Co., Ltd.(リンガーハットホンコン)、台灣棱閣屋有限公司(リンガーハットタイワン)及びPT Ringer Hut Indonesia(リンガーハットインドネシア)は、『長崎ちゃんぽん』の専門店としてチェーン展開。なお、リンガーフーズ株式会社は、主にリンガーハットブランド商品の外部販売。

とんかつ

浜勝株式会社、Ringer Hut Hawaii及びChampion Foodは、「とんかつ」の専門店としてチェーン展開。なお、株式会社ミヤタは店舗で使用及び販売している漬物の製造及び販売を行う。

設備メンテナンス

リンガーハット開発株式会社は、主にグループ外食事業店舗の設備メンテナンスを営む。

経営方針

リンガーハットグループは、「すべてのお客さまに楽しい食事のひとときを心と技術でつくる」を基本理念とする。郷土料理の「長崎ちゃんぽん」と「とんかつ」を中心に、親しみやすい「飲食の専門店」を展開。素材や味にこだわり、安全・安心・健康で楽しい食事の空間を提供し続けることにより、長期的かつ安定的に企業価値を高める経営を行う。

経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

リンガーハットグループでは、日常の営業活動に加え、財務活動を含めた企業のトータルの収益性を重視する観点から売上高経常利益率を重視。また、安定した経営基盤の確立を図るためフリーキャッシュ・フローの増大を目標。売上高経常利益率10%以上という目標を掲げる。

事業上及び財務上の対処すべき課題

リンガーハットグループでは「全員参加で更なる成長を目指そう」を経営方針のスローガンに掲げる。基本戦略は以下のとおり。

成長戦略~主力外食事業2業態を中心に次期主力業態開発も視野に入れ国内外への出店を継続

『長崎ちゃんぽんリンガーハット』は、「長崎の郷土料理ちゃんぽん・皿うどん」の独自性を活かして全国各地へ展開。『とんかつ濵かつ』は、ブランドの知名度向上を進める。また主力2業態ともに、国内市場は直営店とフランチャイズ店の展開を進める。海外市場は、東アジア・東南アジア地域及びアメリカ合衆国に直営及び現地企業とのアライアンス(提携)で長崎ちゃんぽんを主力にした長崎発のレストラン事業を確立する。最後に、将来の予測される経営環境の変化に対応すべく、次世代に向けた業態開発に注力する。

高収益化~売上高FLコスト(売上原価+人件費)比率60%以下の実現

1つ目は、店舗配置の見直し、メニュー政策及びオペレーション改善等により、1店舗あたりの売上高を上げ、人件費率を抑制する。2つ目は、自社工場生産及び物流体制について。関東、関西及び九州の3工場体制により、万一の災害等による生産や物流リスクに備えトータルの生産性を上げる。また、製造直売業」志向を強化し、自社工場の内製化率を上げ、品質向上とトータル原価の低減を実現する。4つ目は本部組織の少数精鋭化で、ITと業務標準化、アウトソーシングを活用し、間接業務の改善を図る。

財務強化~国内フランチャイズ及び海外アライアンス(提携)の拡大による投資抑制

1つ目は直営店の新規出店について。リンガーハットの低投資で出店できるフードコート型を主体とし、投資コストを抑える。2つ目は、国内におけるフランチャイズ展開を全店舗数の30%を目処に進め、自己投資を抑えることにより財務強化を図る。

組織改革と人財育成~成長を支える人づくりと働き甲斐のあるキャリアプラン

1つ目は、定期的な新卒者採用を実施し、社員の若返りを図る。

2つ目は、管理職定員制、能力主義の強化、本部組織の少数精鋭化等の組織改革・人事制度改革を行い、働き甲斐のあるキャリアプランを明示する。

3つ目は、階層別教育の充実を図り、次世代の経営者育成、海外勤務者育成、店長育成を継続的に行うとともに、店舗調理・店舖接客のスキルアップを図るトレーニングプログラムを充実させる。

4つ目は、業務に必要となる知識や技能を短時間で習得できるように業務の「見える化」(標準化)を推進する。また、常に最善の見直しができるような仕組みを作り、店舗サービスレベルの向上のみならず、各部門の実行力向上に寄与できる体制づくりをおこなう。

5つ目は、女性活躍推進及び女性採用を強化し、女性が個々の能力を発揮して長く活躍できるよう環境を整備する。


2020年2月期 有価証券報告書(提出日:2020年5月28日)