トランザクション 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 281億4200万 円
銘柄コード 7818(市場第一部(内国株))

トランザクションは東京都渋谷区に本社を置く企業。1987年1月に有限会社トランスとして設立。2007年8月にトランザクションに商号変更する。2010年10月に現東JASDAQに株式上場。2014年3月に東証2部へ上場変更。2015年3月に東証1部へ上場変更。一般雑貨製品・エコ雑貨製品・ヘルスケア及びビューティ雑貨製品の企画・デザインから生産・生産品質管理・販売まで一貫した事業を展開。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

株式会社トランザクション(TRANSACTION CO.,Ltd.)は、東京都渋谷区に本社を置き、雑貨事業を展開する企業。1987年1月に、代表者の出身であるアパレル業界での経験を活かして、顧客から注文を受けた雑貨製品の企画・製造・販売を行なうことを目的に、「有限会社トランス」の名称で設立。1990年に有限会社トランスから株式会社トランスへ改組。その後、埼玉県(越谷市)・東京都(渋谷区)・中国にそれぞれ子会社を設立。2007年に株式会社トランザクションに商号変更するとともに、新設会社に事業を譲渡。株式会社トランザクションは、グループ会社を統括する純粋持株会社に事業目的を変更。

2010年に大証JASDAQに株式を上場。その後、2014年に東証2部に市場変更、2015年に東証1部に指定替えを実施。

事業内容

トランザクショングループは、純粋持株会社及び連結子会社7社により構成されており、一般雑貨製品、エコ雑貨製品、ヘルスケア&ビューティー雑貨製品などの企画・デザインから生産、販売まで一貫した事業展開を行なっている。

製品分類

製品を特徴により分類すると、エコ雑貨製品、ヘルスケア&ビューティー雑貨製品、その他一般雑貨製品、グラフィック・Webデザイン等のデザインの4タイプとなる。

① 一般雑貨製品:
下記の「②エコ雑貨製品」及び「③ヘルスケア&ビューティ雑貨製品」に該当しないすべての雑貨製品を「一般雑貨製品」と定義している。

② エコ雑貨製品:
「リユース、リサイクル、リデュースされるもの」で、なおかつ環境省又は経済産業省が提唱・実施する環境プロジェクト等の中で推奨されている製品(環境に配慮したもの)を「エコ雑貨製品」と定義している。

③ ヘルスケア&ビューティ雑貨製品:
「健康維持・清潔感保持に貢献する製品」および「化粧品・化粧雑貨製品」を「ヘルスケア&ビューティ雑貨製品」と定義している。

④ デザインその他:
雑貨製品の販売以外のグラフィック、プロダクツ、WEBデザイン等の受託業務が当分類に該当する。

販売経路

トランザクションの事業をまた、販売経路別に分類すると、オーダーメイドの受注生産である「エンドユーザー企業向け」、自社企画である「卸売事業者向け」、Web・店舗等の販売による「個人消費者向け」の3タイプとなる。

① エンドユーザー企業向け事業:
個々の顧客の要望によるオーダーメイドの受注生産製品をエンドユーザーへ直接販売している。顧客のニーズに合わせた独自のデザインである雑貨製品の製造・販売が特徴。

② 卸売事業者向け事業:
自社で企画する見込生産製品を卸売業者へ販売している。取引先となる卸売業者の販売網を利用した拡販を行う。在庫を保有し、短い納期にも対応可能なところが特徴。

③ EC事業及び小売り事業:
WEB販売や店舗販売、イベント販売により主に個人消費者へ販売している。自社オリジナル雑貨製品におけるWEB販売、次世代タバコのWEB販売や店舗販売、カスタムメイド雑貨製品のイベント販売が当分類に該当する。

ビジネスモデル

トランザクションは、多品種の製品を迅速に市場へ投入するために「ファブレス形態」をとっている。これにより製品開発に経営資源を集中し、常に生産する製品に最適な工場を利用し、市場ニーズの変化に対応している。また、常に経営の機動性が保たれ、海外生産におけるカントリーリスクのヘッジにもつながっている。

トランザクショングループは純粋持株会社制度を採用し、グループの経営管理を主体としたトランザクション社を筆頭にその傘下に機能別に7つの事業会社を擁している。各事業会社は、「企画・開発」「設計・デザイン」「生産(委託)・生産品質管理」「アッセンブリー・印刷・加工」「販売」等の区分により機能別に分社化することで、各事業会社間のシナジー効果、事業の有効性と効率性を高め、雑貨を中心としたファブレスメーカーとして顧客へトータルサービスを提供している。

経営方針

トランザクションは、それぞれ3つの企業理念と行動指針をもとに事業展開を行なっている。

企業理念の1つ目は、ものづくりを通して地球環境に配慮した製品を提供することにより、社会に貢献することである。2つ目は、デザイン・品質・価格に魅力ある製品を提供して、豊かな生活文化に貢献することである。3つ目は、国際感覚を持ち、既成概念にとらわれることなく、新たな創造を続けることである。

行動指針の1つ目は、法令遵守はもとより社会から尊敬される会社であり続けることである。2つ目は、自由闊達な社風を維持し、共生と調和のとれた会社であり続けることである。3つ目は、企業活動を通して、顧客・社員・株主、さらに広く社会の幸福を実現することである。

経営指標

トランザクションは、業態や製品の特性上、急激な成長・発展を志向するのではなく、持続的な売上の積上げにより、安定的かつ継続的な成長を実現したいと考えている。そのために、株主への配当原資の確保や自己資本の増強に結びつく経営指標として、売上高当期純利益率5%以上を経営指標としている。

経営戦略

トランザクションは、雑貨製品のみにとどまらず、ものづくりの事業領域の拡大を図るために6つの戦略を掲げている。

グループ経営の強みを活かした事業展開

品質・価格・納期で高いレベルを要求される企業向け製品において、グループ内でトータルに行なえるサプライチェーンを最大限に活かして、魅力的で競争力がある製品を提供する。

ファブレスメーカーである強みを活かした事業展開

ファブレスメーカーであることの強みを活かして、企画と開発に注力することで他社製品との差別化を図るとともに、生産拠点の最適化を推進する。

オリジナル雑貨製品の開発・販売の強化

今後ますます重要視される環境問題に対応するために、既存のエコ雑貨製品の販売を強化する。さらに、甚大な自然災害や急激な気候変動など地球温暖化の影響に備えるために、新たな製品カテゴリーの開発を強化する。

自社ブランド及び自社ECサイトの強化

自社ブランド品や自社運営のECサイトの強化により、顧客拡大を図る。

海外での販売活動

中国・香港を始め経済成長が見込まれる海外諸国での販売に向けた活動を推進する。

経営課題

トランザクションは、消費者ニーズの多様化や環境問題に対応するために、開発から販売までのすべての面で、組織としての総合的な能力を強化する必要があると考えている。

知名度の向上

今後ますます注目される環境問題に対応するためのエコ関連製品の取り組みの強化や一般消費者向けのオリジナルブランド品のタイムリーな市場投入などにより、知名度の向上を図る。

生産地の選定

有事の際の損害を最小限にとどめるために、生産委託先である国・地域の特色や諸情勢を的確に把握したうえで、最適な生産地を選定し、生産計画を立案する。

海外販売市場の開拓

生産拠点と同様に、販売拠点の拡大のために、海外における新規顧客の開拓などを行ない、海外市場の拡大を推進する。


2019年8月期 有価証券報告書(提出日:2019年11月28日)