スズキ 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 2兆2606億3600万 円
銘柄コード 7269(市場第一部(内国株))

スズキ株式会社は静岡県浜松市に本社をおく自動車メーカー。1909年、鈴木道雄氏により鈴木式織機製作所として創業。1952年バイクモーター「パワーフリー号」、1953年にはバイクモーター「ダイヤモンドフリー号」を発売。1955年には新型二輪車「コレダ号」を発売したほか、軽四輪乗用車「スズライト」を発売。ワゴンR、スイフトなどの四輪車や隼(ハヤブサ)などの二輪車、電動車椅子、電動ボートなどを扱う。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

スズキ株式会社(SUZUKI MOTOR CORPORATION)は、日本を代表する自動車・二輪車メーカー。

1909年に創業者鈴木道雄氏が、前身の鈴木式織機製作所を設立し、発明特許による足踏み式織機の製作を開始した。1920年に鈴木式織機株式会社として改組設立する。1949年に東京、大阪、名古屋の証券取引所に株式を上場。1952年に輸送用機器部門に進出し、1954年に鈴木自動車工業に社名変更した。1955年に軽四輪乗用車、1970年に四輪駆動軽四輪車の発売を開始し、日本における軽自動車の先鞭をつける。1975年にはパキスタンで四輪車初の海外生産を開始。1990年に社名をスズキに変更する。その後、2017年にトヨタ自動車と業務提携に向けた覚書を締結し、2019年に資本提携を結んだ。

事業内容

スズキグループは、スズキと子会社129社及び関連会社32社で構成されている。四輪車、二輪車及び船外機・電動車いす・住宅地の製造販売を主な内容とし、さらには各事業に関連する物流及びその他サービス等の事業を展開している。事業セグメントは「四輪事業」、「二輪事業」、「マリン事業他」の4つの事業によって構成される。

四輪事業

四輪車の製造はスズキが行うほか、海外においては子会社のMagyar Suzuki Corporation、Maruti Suzuki India、関連会社のKrishna Maruti他で行なっている。部品の一部については子会社のスズキ部品製造等で製造し、スズキが仕入れている。

販売は、国内においては子会社のスズキ自販近畿をはじめとする全国の販売会社を通じて、海外においては子会社のSuzuki Deutschland GmbH等の販売会社及び製造販売会社を通じて行なっている。物流サービスについては、子会社のスズキ輸送梱包が行なっている。

二輪事業

二輪車の製造はスズキが行うほか、海外においては子会社のThai Suzuki Motor等が行なっている。部品の一部については子会社のスズキ部品製造等で製造し、スズキが仕入れている。

販売は、国内においては子会社のスズキ二輪等の販売会社を通じて、海外においては子会社のSuzuki Deutschland GmbH等の販売会社及び製造販売会社を通じて行なっている。

マリン事業他

船外機の製造は主にスズキが行い、販売は子会社のスズキマリン等が行なっている。

国内においては、電動車いすの販売を子会社のスズキ自販近畿等の販売会社を通じて行っている。並びに、住宅の販売を子会社のスズキビジネスが行なっている。

経営方針

スズキグループは「消費者の立場になって価値ある製造を作ろう」を社是の第一に掲げいる。今後も喜ばれる真の価値ある製品づくりに努めていく方針だ。並びに、法令遵守のもと、安全及び品質を第一とし、「小さく・少なく・軽く・短く・美しく」を徹底し、効率的な健全経営に取り組んでいくとしている。

経営計画

スズキグループは、2015年からの5ヶ年における「中期経営計画SUZUKI NEXT 100」を策定した。「チームスズキ」、「ものづくりの強化」を中心に、社是の第一に掲げる「消費者の立場になって価値ある製品を作ろう」の原点に立ち戻り、様々な改革を実行している。

新中期経営計画については、新型コロナウイルスの感染拡大により、現時点では業績予想をする上での未確定要素が多く、適正かつ合理的な予想値の算出が困難であることから、公表を延期している。

経営環境

自動車産業は大変革の時代を迎えている。このような変革には、現在からの延長線ではなく、長期展望として10年、15年先に目指す姿を描き、そこから現在に遡って今後行うべきことを考え、未来を切り開いていくことが大切だとする。

特にインド市場は13億人の人口を抱え、今後、大規模市場に成長する可能性がある。その中で、スズキグループは2030年においても2019年度現在のシェア50%を維持させたいと考えており、成長に向けてチャレンジしている。

インドを充実させることは、開発した商品を世界に展開することを通じて、他の市場の充実にも繋がるとしている。この長期展望に向けた活動は、猶予の許さない、スズキグループの未来をかけた挑戦だ。足元では新型コロナウイルスの対策に迅速に取り組むとともに、長期的な展望に基づいて価値ある製品づくりとサービスの提供、企業価値の向上に努めている。

対処すべき課題

スズキグループは、事業別に以下の対処すべき課題を掲げている。

四輪事業

スズキグループは、日本はグローバル車開発の要、生産の基盤と位置づけている。商品戦略については、市場や顧客の動向を的確に把握しながら魅力的な商品を投入していく方針だ。地域戦略については、日本、インド、インドネシア、パキスタンなど、引き続きアジアを主力に事業基盤を強化している。

二輪事業

2019年4月より社長直属の社内カンパニー「二輪カンパニー」として、収益事業への転換を図るための取り組みを進め、固定費削減や黒字定着化など一定の成果をあげたという。次なるステップとしては、二輪事業本部に戻し、引き続き事業の正常化を進めている。

マリン事業

大型4ストローク船外機の強化、充実を図り、プレジャー市場、業務市場の開拓を進める。その上で、「THE ULTIMATE OUTBOARD MOTOR」のブランドスローガンのもと、世界1の船外機ブランドを構築していく。


2020年3月期 有価証券報告書(提出日:2020年6月26日)