ライフネット生命保険 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 774億800万 円
銘柄コード 7157(マザーズ(内国株))

ライフネット生命保険株式会社は東京都千代田区に本社をおく企業。2006年3月に出口治明(代表取締役会長)氏が谷家衛(あすかアセットマネジメント)と出会い、理想の保険会社像についての賛同を得た。その後、岩瀬大輔(代表取締役社長)を紹介され、共に会社を設立。2008年5月より営業を開始。「生命保険マニフェスト」として「生命保険を、もっと、わかりやすく」「生命保険料を、安くする」などを掲げる。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

ライフネット生命保険はインターネットを主な販売チャネルとする生命保険会社。保険業法に基づく免許・認可を得て2008年5月18日より営業を開始した。

2006年10月、ライフネット生命保険株式会社(LIFENET INSURANCE COMPANY)の前身であるネットライフ企画株式会社が設立された。2008年3月には、ライフネット生命保険株式会社に商号変更をする。2008年4月に生命保険業免許取得する。2008年5月に営業開始し、定期死亡保険『かぞくへの保険』、終身医療保険『じぶんへの保険』の販売を開始した。

2012年3月には東京証券取引所マザーズに株式を上場を果たす。上場後にも新商品の販売を進めており、例えば、2014年5月、終身医療保険『新じぶんへの保険』及び『新じぶんへの保険レディース』を、2017年8月 には働く人のためのがん保険『ライフネットのがん保険 ダブルエール』の販売を開始した。2019年1月には保有契約件数30万件を突破した。

事業内容

主な事業内容は「保険引受業務」「資産運用業務」「業務の代理・事務の代行業務」の3つだ。

保険引受業務

生命保険業免許に基づき、人の生存又は死亡に関して一定額の保険金等を支払うことを約し保険料を収受する保険の引受業務を営んでいる。

資産運用業務

保険業法、同法施行規則に定めるところにより、生命保険の保険料として収受した金銭その他の資産の運用業務を営んでいる。

業務の代理・事務の代行業務

他の保険会社等の業務の代理または事務の代行を行っている。

販売チャネル

ライフネット生命保険は、インターネットを主な販売チャネルとする生命保険会社だ。インターネットを活用することにより、営業職員の人件費や店舗の維持等に係る経費を抑えられることから、営業職員を主体とする従来の生命保険会社と比べ、相対的に低廉な保険料での商品提供が可能となる。

ライフネット生命保険では、店舗であるウェブサイト及びコンタクトセンターを活用して、顧客の保険選びをサポートしている。ウェブサイトでは、商品内容の説明に加え、顧客に適した保障を選んでもらうためのコンテンツを工夫するなど、初めて訪れる顧客にもわかりやすい説明を心がけている。

コンタクトセンターでは、申し込みや見直しで悩んでいる顧客には、保険相談窓口を用意して、電話、メールやチャットによって、経験豊富な保険プランナーが保険選びをサポートしている。また、ライフネット生命保険は、代理店を通じた販売チャネルを強化している。これにより、さらに幅広い顧客にライフネット生命保険の商品・サービスを届けることが可能になった。将来的には、顧客のニーズを把握しながら、それぞれのチャネルに適合する独自性のある商品・サービスの開発を検討している。

優先的に対処すべき課題

ライフネット生命保険では優先的に対処すべき課題として「保有契約業績の持続的な成長」と「収益性及び健全性の確保」の2点を挙げている。

保有契約業績の持続的な成長

ライフネット生命保険は、経営方針の重点領域として「顧客体験の革新」及び「販売力の強化」を掲げ、新契約業績の継続、解約失効率の改善等により、保有契約業績の持続的な成長を目指している。また、これらを実現するための基幹システムへの投資を積極的に推進していく方針だ。

「顧客体験の革新」においては、顧客のニーズに応える保険商品の開発に加え、保険相談、申し込みから契約終了までの一連のプロセスにおいても、ストレスフリーなサービス設計・改善を行っていく。この取り組みにより、顧客の期待を超える便利な生命保険サービスの提供を目指していく。

「販売力の強化」においては、「インターネットチャネル」とパートナー企業のブランドを活用するホワイトレーベルなどの「代理店チャネル」、この2つのチャネルを軸として事業運営を進めていく。インターネットチャネルでは、これまで培ってきたノウハウを活かし、継続的な広告宣伝によって認知度及びブランド力のさらなる強化を図ることで、より多くの顧客にライフネット生命保険を選ばれるよう尽力していく。代理店チャネルでは、顧客基盤やブランド力のあるパートナー企業と協力して、ライフネット生命保険の商品をパートナー企業のブランドで販売するホワイトレーベルビジネスを展開している。この取り組みにより引き続き、より幅広い顧客層へライフネット生命保険のわかりやすく、安くて便利な商品・サービスの提供を目指していく。

収益性及び健全性の確保

ライフネット生命保険は、これまでに培ってきたオンライン生保としての強みや経験を活かして、新契約業績の成長とともに営業費用効率の改善を目指していく。加えて、業務プロセスの見直しやテクノロジーの活用による業務の自動化対応など、生産性向上に対する全社的な取組みを継続して推進することで、営業費用効率以外の事業費効率の改善にも努める。

また、継続的な成長を実現するためには、その基盤となる健全性の確保が重要だ。健全性を確保するために、成長に向けた投資に当たって純資産などの資本余力にも配慮するとともに、必要に応じて資本増強も含めた様々な方策を実行することを検討していく。


参照 有価証券報告書(提出日:2020年6月16日)