インターメスティック【262A】 プライム(内国株式)

国内外で「Zoff」ブランドのメガネやメガネ小物の企画・販売を行い、コラボ商品やブルーライトカットレンズなど多様な商品を提供。

インターメスティック【262A】 プライム(内国株式)

国内外で「Zoff」ブランドのメガネやメガネ小物の企画・販売を行い、コラボ商品やブルーライトカットレンズなど多様な商品を提供。

事業内容

インターメスティックは、メガネおよびメガネ小物の企画から販売までを一貫して行うSPA方式を採用しています。この方式により、顧客情報を迅速に商品企画に反映し、中間マージンを省略することで、低価格で高品質な商品を提供しています。国内では「Zoff」ブランドで303店舗を展開しており、商品の企画、製造、マーケティング、販売を一気通貫で行っています。

インターメスティックの代表的な商品には「Zoff SMART」があります。この商品は、軽量で耐久性のある特殊プラスチックを使用し、顧客の「メガネが重い」「ずり落ちる」といった課題を解決するために開発されました。2011年の販売開始以来、累計販売本数は850万本を突破しています。また、同社はディズニーやPEANUTS、UNITED ARROWSなどとのコラボ商品も展開し、多様な商品ラインナップを実現しています。

レンズに関しては、キズや反射の防止、UVケア機能を標準装備し、追加料金なしでブルーライトカット機能を提供しています。これにより、スマホやPCなどのブルーライトから目を守ることができます。価格設定も手頃で、メガネ一式が6,000円から1,000円刻みで提供されており、「Zoff SMART」は11,000円程度で販売されています。

インターメスティックは、保証・アフターサービスにも力を入れており、フレームは1年間、レンズは6ヶ月間の保証が付いています。18歳までの顧客には、1年間で2回まで無料でレンズの度数交換を行うサポートプログラムも提供しています。

海外事業では、香港、マレーシア、上海、シンガポールに子会社を持ち、フランチャイズ本部としてオリジナルブランド「Zoff」の企画販売を行っています。2024年7月末現在、海外では19店舗を展開しており、アジア圏を中心に事業を拡大しています。

このように、インターメスティックは国内外で多様な商品とサービスを提供し、顧客ニーズに迅速に対応することで、メガネ業界での地位を確立しています。

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経営方針

インターメスティックは、メガネ業界において独自の成長戦略を掲げ、積極的に推進しています。同社は「メガネが主役の時代をつくる」をミッションに掲げ、メガネを視力矯正器具としてだけでなく、ファッションアイテムや生活を豊かにするツールとして位置づけています。このビジョンのもと、インターメスティックは「Eye Performance」をビジョンに掲げ、新しい価値を提供するブランドを目指しています。

中期経営計画において、インターメスティックは以下の重点領域に注力しています。まず、既存店の収益性向上を目指し、デザイン性や機能性に優れた独自のコンテンツ商品の開発に注力しています。特に、コラボレーション商品や新機能商品の開発を通じて、他社との差別化を図っています。また、サングラス市場においても、ミドルプライス市場でのブランド認知度向上を目指しています。

さらに、積極的な新規出店を続けており、特に地方のショッピングセンターや駅ビルへの出店を拡大しています。2023年12月末時点で、関東を中心に都心部への出店が国内の53%を占めており、地方への出店余地が多く残っていることから、今後も店舗数の堅調な拡大を目指しています。

デジタル分野でも成長を加速させるため、EC事業の強化に取り組んでいます。リアル店舗とWEB双方でシームレスなサービスを提供し、デジタル技術を活用した価値創造と生産性向上を進めています。自社ECの認知度向上や機能向上に継続的に投資し、インフルエンサーやアニメキャラクターとのコラボレーション商品の拡充を図っています。

また、店舗運営の効率化を図るため、セルフ検眼機や発券機、新型レンズ加工機の導入を進めています。パート・アルバイトの活用やオペレーションマニュアルの改善により、生産性の向上を目指しています。海外事業においては、香港やシンガポールでのフランチャイズ事業を展開し、第三国への進出にも注力しています。

インターメスティックは、これらの戦略を通じて、国内外での事業拡大と持続的な成長を目指しています。顧客ニーズに迅速に対応し、メガネ業界での地位をさらに強固なものにするための取り組みを続けています。