ロゴスホールディングス【205A】 グロース(内国株式)

注文住宅や分譲住宅、宅地販売を手がける株式会社ロゴスホームの『FORTAGE』や『ECOXIA』、豊栄建設株式会社の『チャレンジ999』などの事業。

ロゴスホールディングス【205A】 グロース(内国株式)

注文住宅や分譲住宅、宅地販売を手がける株式会社ロゴスホームの『FORTAGE』や『ECOXIA』、豊栄建設株式会社の『チャレンジ999』などの事業。

事業内容

ロゴスホールディングスは、住宅販売事業を中心に展開する企業グループであり、同社およびその連結子会社5社(株式会社ロゴスホーム、豊栄建設株式会社、株式会社GALLERY HOUSE、株式会社ROOT LINK、Logos Creative Office Philippines. Inc.)で構成されています。事業セグメントは単一で、主に住宅販売に特化しています。

ロゴスホールディングスは持株会社として、グループ全体の経営管理やシェアードサービスを提供しています。主要な事業は、注文住宅、分譲住宅、宅地販売であり、これらの業務を株式会社ロゴスホームと豊栄建設株式会社が担っています。株式会社GALLERY HOUSEは、注文住宅や分譲住宅のほか、リノベーションやグループホームの建設も手がけています。株式会社ROOT LINKは工務店支援を行い、Logos Creative Office Philippines. Inc.はCADオペレーションを担当しています。

株式会社ロゴスホームは北海道帯広市に本社を構え、注文住宅を主軸に、分譲住宅と宅地販売を北海道・東北地方で展開しています。主なブランドには『FORTAGE』、『ECOXIA』、『GUUUS』、『Hikaria』、『e-Hikaria』があります。豊栄建設株式会社は北海道札幌市に本社を置き、注文住宅『チャレンジ999』を中心に事業を展開しています。両社は共同で温度体験室や地震体験室を備えた施設「北海道クラシアム」を運営しています。

株式会社GALLERY HOUSEは栃木県宇都宮市に本社を構え、「栃木建築社」として注文住宅や分譲住宅を販売しています。また、中古住宅のリノベーション『VINJOY』や障がい者グループホームの建設『ノマリス』も手がけています。

ロゴスホールディングスの住宅販売事業は、商品開発力、デジタルマーケティング、DXによる効率的なオペレーションの3つの特徴があります。商品開発では、省エネ・CO2削減、全棟太陽光パネル対応、最高等級の耐震性を重視しています。デジタルマーケティングでは、WEB戦略を中心に効率的な集客を行い、DXでは移動コストの削減と生産性向上を実現しています。

このように、ロゴスホールディングスは多岐にわたる住宅関連サービスを提供し、地域に根ざした事業展開を行っています。

経営方針

ロゴスホールディングスは、住宅販売事業を中心に展開する企業グループであり、持続的な成長を目指して多岐にわたる成長戦略を掲げています。同社の中期経営計画では、以下の4つの施策を重点的に推進しています。

まず、出店拡大です。株式会社ロゴスホームは、北海道内での出店拡大を経て、世帯数の少ないエリアでも採算が取れる出店形態を構築しています。これにより、全国に出店可能エリアが多数存在し、今後も本州のエリア拡大を図り成長を続ける計画です。また、北海道のシェアを高めるために、体験型ハウジングミュージアム「北海道クラシアム」を活用し、地域密着型の家づくりを推進しています。

次に、新規事業の拡大です。ロゴスホールディングスは、土地活用として障がい者グループホーム「ノマリス」の建設を進めています。これにより、オーナーに運営事業者を紹介し、賃借人が確定した投資案件を提供しています。また、中古リノベーション事業「VINJOY」では、デザインと品質保証を強化し、差別化を図っています。これにより、中古住宅市場でのシェア拡大を目指しています。

さらに、MCB工法(特許出願中)を導入しています。この工法は、自社工場で住宅の壁や床をモジュール化し、現場で組み立てる方式です。これにより、職人不足の解消、原価削減、品質向上を実現しています。特に、工期の短縮により大幅なコスト削減が可能となり、高品質な住宅を提供することができます。

最後に、M&Aを積極的に進めています。工務店支援プラットフォームを活用し、全国の工務店に対して営業・顧客管理システムの導入支援や設計業務受託サービスを提供しています。これにより、M&Aで取得した会社の強みを吸収し、プラットフォームを強化しています。

ロゴスホールディングスは、これらの施策を通じて、持続的な成長と地域密着型の家づくりを推進し、日本の住宅市場におけるシェア拡大を目指しています。