SMN【6185】 スタンダード(内国株式)

ビッグデータ処理、人工知能、金融工学を駆使したアドテクノロジー「Logicad」を中心に、マーケティングソリューション、デジタルソリューション、テレビ番組表ポータル「テレビ王国」の運営などを展開。

SMN【6185】 スタンダード(内国株式)

ビッグデータ処理、人工知能、金融工学を駆使したアドテクノロジー「Logicad」を中心に、マーケティングソリューション、デジタルソリューション、テレビ番組表ポータル「テレビ王国」の運営などを展開。

事業内容

SMNは、発想力と技術力を核として社会に新たな動きをもたらすことを目指す企業です。その事業は、ビッグデータ処理、人工知能、金融工学の3つのコアテクノロジーに基づき、アドテクノロジーのDSP「Logicad」を中心とする「マーケティングテクノロジー事業」に特化しています。この事業は、アドテクノロジー、マーケティングソリューション、デジタルソリューション、その他の4つの主要サービスに大別されます。

アドテクノロジーでは、DSPを通じて広告主の広告配信効果を最適化するサービスを提供しています。これには、リアルタイムビッディング(RTB)を活用した広告枠のリアルタイム売買が含まれ、広告主はDSPを介して広告の配信タイミングや量を細かくコントロールできます。

マーケティングソリューションでは、連結子会社SMT株式会社がクローズド型アフィリエイトサービス「SCAN」を提供しており、広告主の投資効果の最大化を支援しています。

デジタルソリューションでは、連結子会社がWebサイトやモバイルアプリの制作・開発、ラグジュアリーブランド向けEコマースの構築・運営・コンサルティング、音声・画像認識技術を活用したプロモーション関連サービスを提供しています。

その他のサービスとして、SMNメディアデザイン株式会社はテレビ番組表ポータル「テレビ王国」の広告枠の企画及び販売を行っており、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社との取引を通じて、ポータルサイト「So-net」の広告枠の企画及び仕入販売も手がけています。これらの事業を通じて、SMNは広告主のさまざまなニーズに応える幅広いサービスを提供しています。

経営方針

SMNは、ビッグデータ処理、人工知能、金融工学をコアテクノロジーとして掲げ、独自の事業開発を推進している企業です。同社は、これらの技術を活用し、社会に新たなダイナミズムをもたらすことを経営理念としています。2023年3月期には、アセット強化を通じた事業拡大の基盤作りを目指し、データ連携の拡大、アドテクノロジー・マーケティングソリューションの提供価値の拡大、Cookieレス対応、構造改革の完了、デジタルソリューション事業の拡大及びDTCの立ち上げに取り組んでいます。

同社グループは、保有する人工知能「VALIS-Engine」やビッグデータ処理技術を活用し、競争優位を確立できる領域への事業展開を図り、事業規模の拡大を目指しています。インターネット広告市場の拡大とともに、技術革新や市場の変化に対応し、システムの強化や組織人事体制の構築にも注力しています。

技術革新への対応、ビッグデータの高速処理システムの安定運用、優秀な人材の確保と教育制度の充実、グループ全体での内部管理体制の強化、そしてサステナビリティ経営の推進が、同社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題として挙げられています。これらの取り組みを通じて、SMNは継続的な成長を目指し、売上高及び営業利益の向上を重要な経営指標としています。