フリークアウト・ホールディングス 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 257億9000万 円
銘柄コード 6094(マザーズ(内国株))

沿革・会社概要

株式会社フリークアウト・ホールディングスは東京六本木に本社をおく企業。ヤフー出身の本田謙氏が2010年に設立した。自社開発の柔軟な広告システムを武器に、オンライン・オフライン双方のデータを活用して認知形成、獲得、継続などのなどの「フルファネル」にて、顧客のコミュニケーション課題の解決施策の実施やマーケティング企画提案を一貫して提供。ファネルとは顧客の流入・離脱を「漏斗」にたとえたマーケティングの考え方。オリジナルブランドで DSP を展開したい代理店向けにOEM 提供による DSP システムの構築支援も行う。

事業内容

フリークアウト・ホールディングスグループは、株式会社フリークアウト・ホールディングス、連結子会社41社、非連結子会社3社、関連会社6社により構成されている。主な事業としては、「DSP(デマンドサイド・プラットフォーム)事業」を中心に、「DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)事業」と「その他事業」を展開している。

DSP

DSPとは、広告主や広告代理店が効率的にインターネット広告の買い付けをし、配信するためのプラットフォームである。広告主はターゲットの属性や入札上限額を事前に決め、要望に合うユーザーが見つかった場合に瞬時に入札が行われる。そして最高額を提示した広告が媒体に配信される仕組みだ。フリークアウト・ホールディングスグループは、このDSPの領域で『Red』『FreakOut』という2つのプロダクトを提供することで、広告主が費用対効果を最大化できるようサポートしている。一方広告を掲載するメディア側に向けても、広告配信による収益最大化を支援するプロダクト『Red for Publishers』を提供している。

DMP

DMPとは、広告主が持つ自社サイトへのアクセスデータや会員データ等を管理・解析し、メール配信や分析調査等の様々なデータ活用チャネルと連携し利用可能にする、データ統合管理ツールである。フリークアウト・ホールディングスグループは、提携先データプロバイダーが持つ膨大なパブリックデータDMPやコンサルティングサービス等を提供し、顧客企業と代理店のデータマーケティング最適化を支援している。

新規事業その他

DSP、DMPのほか、フリークアウト・ホールディングスグループは国内外の新規事業及び経営管理を実施している。新規事業では、グループの技術資産であるデータ解析基盤、機械学習エンジンを、ネット広告以外の分野に展開できるよう取り組みを進めている。

経営方針・経営指標

フリークアウト・ホールディングスグループは、「人に人らしい仕事を」というコーポレートビジョンの下、国内外の広告業界で、広告主の広告価値最大化、媒体社の収益最大化を目指している。

そして重視している経営指標は、売上高及びEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額+持分法による投資利益)である。

経営戦略・経営環境

フリークアウト・ホールディングスグループは、国内広告事業では、『Red for Publishers』を積極展開している。そして海外広告事業では、既に進出した拠点とM&Aを実施した先の効率化による各個別拠点・子会社の収益化、及びグループシナジーによる収益基盤の強化を重点戦略として進めている。また広告事業以外の領域では、流通・小売関連技術(Retail Tech)、金融関連技術(Fin Tech)などの新領域における事業拡大を図る方針である。

対処すべき課題

フリークアウト・ホールディングスは、対処すべき課題として次の4つを挙げている。

開発力のさらなる強化

フリークアウト・ホールディングスは、優秀なエンジニアの採用・育成の強化にグローバルな視点で取り組んでいる。またエンジニアのコミュニティや勉強会でプレゼンスを高め、外部エンジニアとのコネクションの拡充を行っていくとともに、様々な採用方法を活用する考えである。

M&Aなどによる事業成長及び事業領域拡大

既存事業のシナジーが発揮できる事業領域と、グループの技術基盤を活用できる事業領域に投資を行い、M&A完了後も適切なPMIを実施することで持続的に成長させるよう努めている。

内部管理体制の強化

経営の公正性と透明性確保のため、今後の事業拡大に伴い増加が予想される管理業務、及びグローバル展開に対応する優秀な人材確保に取り組んでいる。

情報セキュリティのリスク対応の強化

フリークアウト・ホールディングスは、情報セキュリティ対策のために引き続き優秀な技術者の確保や、職場環境の整備、並びに社内教育を図っている。

2019年9月期 有価証券報告書(提出日:2019年12月20日)