エステー 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 353億7400万 円
銘柄コード 4951(市場第一部(内国株))

エステー株式会社は東京都新宿区に本社をおく企業。1946年エステー化学工業所として創立、防虫剤の生産を開始。1960年家庭用手袋「ジャブ・ファミリー」、1971年消臭芳香剤「エアーシャルダン」「シャルダンエース」などを発売。1986年東証二部に上場。1988年にはタイ、台湾などに合弁会社を設立し、防虫剤「ムシューダ」を発売。1989年エクセルプロダクツを買収。1991年東証一部に指定。2011年「クリアフォレスト」事業を開始。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

エステー株式会社は東京都新宿区に本社をおく企業。1946年、鈴木 喬(すずき・たかし)氏によってエステー化学工業所として創業され、防虫剤の生産を開始。1960年家庭用手袋『ジャブ・ファミリー』、1971年消臭芳香剤『エアーシャルダン』『シャルダンエース』などを発売。1986年東証二部に上場。1988年にはタイ、台湾などに合弁会社を設立し、防虫剤『ムシューダ』を発売。1989年エクセルプロダクツを買収。1991年東証一部に指定。2011年『クリアフォレスト』事業を開始。

事業内容

エステーグループは、エステーと子会社9社及び関連会社3社で構成され、主として生活日用品の製造、販売を行う「生活日用品事業」を営む。なお、エステーグループは「生活日用品事業」の単一セグメントである。エステーグループの事業に係る位置付け及びカテゴリーとの関連は次のとおり。

エアケア(消臭芳香剤)

主要製品及び商品は、『消臭力』『SHALDAN』『脱臭炭』。主要な会社は、エステー、エステートレーディング株式会社、S.T.(タイランド)、エステーコリアコーポレーション(韓国)、シャルダン(タイランド)、シャルダン(フィリピン)、愛敬S.T.(韓国)(アイキョウ)、日本かおり研究所株式会社。

衣類ケア(防虫剤)

主要製品及び商品は、『ムシューダ』『ネオパラ』。主要な会社は、エステー、エステートレーディング、シャルダン(フィリピン)、愛敬S.T.(韓国)

サーモケア(カイロ)

主要商品及び商品は、『オンパックス』『On Style』。主要な会社は、エステー、エステートレーディング、エステーマイコール株式会社、ZETAS.R.L.(イタリア)(ぜタス)。

ハンドケア(手袋)

主要商品及び商品は、『ファミリー』『モデルローブ』。主要な会社は、エステー、エステートレーディング、S.T.(タイランド)、ファミリーグローブ(台湾)、エステーコリアコーポレーション(韓国)。

湿気ケア(除湿剤)

主要商品及び商品は、『ドライペット』、『備長炭ドライペット』。主要な会社は、エステー、エステートレーディング。

ホームケア(その他)

主要商品及び商品は、『米唐番』『洗浄力』『クリアフォレスト』『MoriLabo』。主要な会社は、エステー、エステートレーディング、S.T.(タイランド)、シャルダン(タイランド)、エステーコリアコーポレーション(韓国)、愛敬S.T.(韓国)、日本かおり研究所。

経営方針

エステーグループは、社会に対する奉仕と信頼を信条とし、顧客に最も信頼される製品を提供することにより、社会に貢献することを経営理念としている。社是は「誠実」、企業スローガンに「空気をかえよう」を掲げている。空気を通して暮らしを明るく元気にし、世界中のお客様や社会から愛される会社を目指している。実現に向けて、強くて速い会社(絞り込みと集中・世にない商品の開発・スピード経営)を基本方針に、「ブランド価値経営」を進めている。

また、エステーグループは、今後の方向性として、空気ビジネスを企業価値創造の核としつつ、以下3つの軸を成長軸と見定めている。3つの成長軸に沿って、成長の機会は今後も拡がるものと考えており、ブランド価値経営を加速させることによって成長軸を伸ばしていく。長期的に目指す姿は、グローバルに展開する「空気ビジネス総合企業グループ」。

「空気ビジネス」の新機軸

第1は「空気ビジネス」の新機軸。エステーはこれまで時代の社会課題を解決するために、新機軸を打ち出し、新技術で市場を切り拓いてきた。今後も「空気ビジネス」の新機軸を第一の成長軸として新技術による市場創造に取り組む。

社会の構造変化への対応

第2の成長軸はわが国の社会の構造変化への対応。人口減少・高齢化・要介護の方の急増といった社会課題に対して、独自の空気ビジネスの新技術や温熱技術等を活用して新分野・新市場の開拓に挑戦する。

グローバル化の加速

第3の成長軸はグローバル化を加速。いわゆるインバウンド需要が一段落しても、世界からの日本製品への信頼感は根強いものがある。エステーグループは、国内の社会課題解決に向き合う事で培ったノウハウ・新技術を活かし、世界へ展開する。

経営戦略

エステーグループは、「ブランド価値経営」の下、持続的成長を可能にするために、高収益な企業を目指す。会社の中長期的な戦略は次のとおり。「顧客の創造」では、新製品開発・新規事業を推進し、グローバル強化を進める。「高収益体制の構築」では、ワンベクトルものづくり、トータルコストカットを進める。「組織活性化」では、事業マトリックス制を強化し、経営基盤の盤石化を図る。

また、2021年3月期は、経営方針・経営戦略に沿って、以下5点の骨子からなる経営計画に取り組み、既存事業の「深化」と新分野・新市場の「探索」を進める。主力ブランドのさらなる深化、新分野・新市場の探索、サーモケア成長への基盤づくり、海外事業構造改革、成長に向けた体制づくり。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大が生産・流通・販売に及ぼす影響については、慎重に見極め対応する。

経営指標

エステーグループの目標は、経営環境の変化に左右されない強い事業基盤の構築。目標とする主な指標等は次のとおり。国内エアケア市場でシェアNo.1、革新的な新規市場の創造、海外市場は戦略エリアを特定事業で攻略、営業利益率10%。

経営環境

エステーグループを取り巻く経営環境は、急速な国内人口の減少と高齢化の進行、経済・社会のグローバル化の進展と変容、さらに地球規模の気候変動、サステナビリティへの要請の高まりなど、構造的な変化の最中。また、新型コロナウイルス感染症の拡大が世界経済に与える影響についても注視する必要がある。

対処すべき課題

エステーグループは、構造変化を成長の機会ととらえ、社会の期待に応えていくために、「ブランド価値経営」を加速する。また、環境・社会のサステナビリティの要請の高まりに対して、消費者の皆さまへは、安心・安全な製品の提供を、従業員については、人権に配慮した採用はもとより、社会人、職業人としての成長の支援を企業としての責務と認識。エステーグループとして社会の要請に応え、信頼を高める。環境分野については、製品のライフサイクル全体で環境負荷を低減するとともに、再生可能な原材料の開発、調達を考えていく。エステーグループはステークホルダーとともに企業と社会の相乗発展を図り、企業価値を高める。


2020年3月期 有価証券報告書(提出日:2020年6月17日)