パーク24 事業内容・ビジネスモデル

フォロー
時価総額 2329億9000万 円
銘柄コード 4666(市場第一部(内国株))

1971年、駐車場関連機器の製造販売を目的に(株)ニシカワ商会が設立。
1985年、ニシカワ商会の駐車場保守・運営管理部門を分離し、パーク24を設立。
1991年24時間無人時間貸駐車場の1号物件「タイムズ上野」をオープン。
1997年日本証券業協会に株式公開。
1999年東証二部、2000年東証一部に上場。
駐車場事業のほかレンタカーサービス、カーシェアリングサービス、ロードサービスなどを展開。

事業内容

パーク24グループでは、駐車場の運営・管理、自動車の貸付・売買これらに関連した事業として、「駐車場事業(国内)」「駐車場事業(海外)」「モビリティ事業」の3事業を展開している。駐車場事業(国内)および駐車場事業(海外)では、時間貸及び月極駐車場サービスを提供している。モビリティ事業ではモビリティサービス『タイムズカー』などを展開している。

パーク24グループは、パーク24、連結子会社94社及び関連会社1社で構成されている。

駐車場事業(国内)

「駐車場事業(国内)」では、土地所有者から遊休地等を賃借するサブリース契約と、駐車場施設所有者から管理の委託を受ける管理受託契約及び駐車場施設の自社保有により、時間貸及び月極駐車場サービスを提供している。また、駐車場に付帯した施設の管理運営を行っている。

駐車場事業(海外)

「駐車場事業(海外)」では、台湾・韓国・オーストラリア・ニュージーランド・英国・シンガポール・マレーシアの計7か国において、サブリース契約並びに管理受託契約により時間貸及び月極駐車場サービスを提供している。

モビリティ事業

「モビリティ事業では、モビリティサービス「タイムズカー」(レンタカーとカーシェアリングの融合サービス)を全国の有人店舗及び無人ステーションで展開し、さらに旧来型のレンタカーサービス、カーシェアリングサービスを提供している。 また、クルマの事故・故障に対応するロードサービスを提供している。

経営方針

パーク24グループは、グループ理念に「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。」を掲げている。日常に当たり前にある「快適さ」や、世の中になかった新しい「快適さ」を届けることで、そこに住み、そこに生きる人々や街、社会が、より豊かに、より魅力溢れるものになるよう挑戦を続けている。そして、顧客との相互理解を深め、人々に、時代に求められている「快適さ」を実現し、社会の持続的発展に貢献していく方針である。

経営指標

時代に求められている「快適さ」を実現し、社会の持続的発展に貢献するためには、各事業規模の拡大とサービスの拡充及び進化が重要なため、高い成長性と収益性の確保が経営課題であると認識している。そのため、最も重視する経営指標に経常利益成長率を掲げ、2桁成長の継続を目指している。

中長期的な会社の経営戦略

パーク24グループを取り巻く事業環境は、「所有から利用へ」「自動車のIoT化」「自動車燃料の変化」「自動運転」等、モビリティに関する新しい概念が誕生している。同時に技術革新が世界的に急速に進展することで大きく変化している。パーク24グループは、これからのモビリティ社会において、パーク24グループが有する人(会員)・クルマ(モビリティ)・街(目的地)・駐車場の4つのネットワークをさらに拡大していく方針である。そしてこれらをサービスの拡充によって シームレスにつなげることで、日本国内をはじめ世界においても、時代に求められている「快適さ」を実現し、社会の持続的発展に貢献していく計画である。

駐車場事業においては、安定的に駐車場を開発することで駐車場ネットワークの拡大を推進すると同時に、より快適にご利用いただける駐車場サービスの開発に努めていく方針である。モビリティ事業においては、極めて利便性の高い新しいモビリティサービス「タイムズカー」を構築していく方針である。

併せて、モビリティ車両の増加及び貸出拠点数の増加によるモビリティネットワークの拡大も推進していく。顧客の目的地となる街においては、キャッシュレス決済サービス「タイムズペイ」の加盟店数を増やすことで 加盟店と顧客、両者の快適さを実現すると同時に、街(目的地)のネットワーク拡大を図っていく方針である。

会員においては、クルマ(モビリティ)・街(目的地)・駐車場、それぞれのサービスがシームレスにつながることで、より便利に利用できるよう、アプリの開発等によるソフト面の強化に注力していく。さらに、サービスの利便性を高めることで、法人・個人ともに会員規模の拡大を図っていく。

海外においては、2017年10月期に「Secure Parking」、「National Car Parks」をグループに迎え、世界で新たなモビリティサービスを提供する土壌作りに着手している。事業基盤の強化を最優先に行いながら、事業規模の拡大及び日本国内と同様に快適に利用できるサービスの拡充を推進して方針である。

会社の対処すべき課題

パーク24グループが、グループ理念に掲げる「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。」に向けて、取り組むべき課題は次の6つである。

第1に、4つのネットワークの拡大である。人(会員)・クルマ(モビリティ)・街(目的地)・駐車場、それぞれの規模を拡大することで、顧客に、より快適にパーク24グループのサービスが利用できる環境を構築していく。

第2に、4つのネットワークのシームレス化である。パーク24グループは、4つのネットワークをシームレスにつなげることで、顧客にパーク24グループのサービスを回遊して利用する快適な環境を提供していく方針である。

第3に、安定したサービスの提供である。パーク24グループは、駐車場サービス及びモビリティサービスは社会インフラとしての側面も持ち合わせていると認識している。そのため、各サービスが安定的に供給できるよう、グループで一元管理できる運用体制の構築に加え、品質を維持するための厳格なルールを制定して事業を推進している。

第4に、グローバルな事業展開である。パーク24グループは、2006年にアジア、2017年にM&Aによってオセアニアと欧州に駐車場事業を拡大している。2017年にグループ化したSecure ParkingとNational Car Parksにおいては、グループ理念の浸透を推進し、持続的成長に向けた意識の共有を図っていく。さらに、事業基盤の整備と強化並びに事業拡大による収益性の改善と向上が喫緊の課題と認識している。

第5に、コーポレート・ガバナンスの強化である。パーク24グループの持続的成長による企業価値の向上を実現するためには、経営基盤強化としてコーポレート・ガバナンスの強化が重要と考えている。また、経営の健全性、公正性の観点から、コーポレート・ガバナンスの実効性を一層強化するため、パーク24グループ全体で、リスク管理、内部統制、コンプライアンスへの取組みを徹底することで自浄能力の向上に努め、全てのステークホルダーからの信頼の向上につなげていく方針である。

第6に、多様な人材育成と働きがいのある環境の創出である。パーク24グループは、従業員が顧客へ提供するサービスといった価値の多くを生み出しており、その持続的発展のためには、人材の育成と採用及び働きがいのある環境の創出が不可欠と考えている。また人材ビジョンに「持てる個性を最大限発揮し、期待される役割を十二分に果たすとともに自らの能力を持続的に高める人材」を掲げ、多様性を尊重した人材育成及び採用に努めている。