ロジザード 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 54億1200万 円
銘柄コード 4391(マザーズ(内国株))

ロジザードは2001年に創業された、東京都中央区日本橋に本社をおく企業。
クラウド在庫管理システムによる物流支援サービスを提供している。
2001年ASP型WMS「Logizad-Plus」、2011年エンターテイメント物流マガジン「ほぼ月間ロジザード」創刊、2012年クラウドWMS「ロジザードZERO」販売開始。
2018年7月マザーズ上場。

事業内容

ロジザードグループは、ロジザード株式会社及び100%子会社である龍騎士供応鏈科技(上海)有限公司(中国現地法人)で構成されている。

ロジザードグループでは、大きく分けて、クラウドサービス、開発・導入サービス、機器販売サービスの3サービスを提供している。

クラウドサービスは、倉庫在庫管理システム『ロジザード PLUS』及び『ロジザード ZERO』、店舗在庫管理システム『ロジザード ZERO-STORE』、020(Online to Offline)支援システム『ロジザード OCE』の3つがある。

倉庫在庫管理システム『ロジザード PLUS』及び『ロジザードZERO』は、倉庫内に保管されている商品(在庫)の数を正確に把握するとともに、倉庫内業務の効率化を実現するためのシステムである。

店舗在庫管理システム『ロジザード ZERO-STORE』は、店舗における在庫管理に主眼を置き、複数の店舗に点在する在庫や売上データを本部にて一元管理することができるシステムである。

020支援システム『ロジザード OCE』は、商品を欲しいお客様に届けるために最適な答えを導き出すための在庫マッチングエンジンである。

2つ目のサービスは『開発・導入サービス』である。クラウドサービスの顧客に対し、ニーズに合わせた画面、帳票、インターフェイスなどのカスタマイズ開発及びクラウドサービスの利用開始時の各種設定作業のお客様サポートを提供している。

3つ目のはサービスは『機器販売サービス』である。クラウドサービスに付随し、倉庫などで利用されるプリンターやアクセスポイント等の機器及びプリンターラベル等のサプライ品を販売している。

経営環境

国内企業のEコマース化は進展を続け、2017年度の宅配便取扱個数は、前年度5.8%増加の42.1億個に達した。今後もオークション、フリマアプリの定着を背景としたC2C(一般消費者と一般消費者の間の取引)物流の拡大も寄与しつつ、順調に拡大していくことが見込まれる。しかし、物流業界の労働力は減少が見込まれており、数年内にも解決を必要とする課題が山積しているのが現状だと考えている。

経営戦略

ロジザードグループの経営戦略は「国内展開」・「海外展開」に分かれている。

「国内展開」については、豊富なパートナー製品との標準連携を基本施策に、グループの製品・サービスの魅力を高め、拡大を図る。

「海外展開」については、長期的に取り組む方針である。海外展開は連結子会社である龍騎士供応鏈科技(上海)有限公司が進出する中国を除いて、現地パートナー企業と在庫管理システムサービスの代理店契約を締結し、サービスのローカライズを行っていく。

ロジザードグループの対処すべき課題

ロジザードグループは対処すべき課題として6点を認識している。なお、ロジザードグループは、いずれもIT技術によって相当部分の解決が可能と考えている。

1点目は「物流作業や製品操作の省力化・自動化の実現」である。労働人口の減少を背景に、これまで人手に頼っていたハンドリング(物をつかんで移動させる行為)を機器に代替させる省力化・自動化への取り組みが増加している。ロジザードは、複数の商品の情報を一括化して読み取りできるRFID(電波を用いて内蔵したメモリのタグのデータを非接触で読み書きするシステム)や画像認識等の新しい認識技術を製品に導入していく。また、マテハン等物流機器や、上位基幹システム・周辺システムとの標準データ連携を積極的に推進して、省力化・自動化を目指す企業に、より選ばれるサービスの提供を目指している。

2点目は「適用可能業種と利用可能地域の拡大」である。主要顧客である流通業・Eコマース顧客向けの機能強化を進めつつ、アジアなどでニーズの高い製造業向けの機能開発を行い、広域サプライチェーンマネジメントの在庫管理ができる機能の開発を行っていく。同時に海外の現地企業も使用できるように、機能のローカライズを行い、サービス利用地域の拡大を図っていく。

3点目は「出荷データの活用による輸配送の効率化」である。IoTなどの新技術の活用を視野に入れつつ、効率的な配送計画を実現したい企業に向けて、有効なデータの提供を行っていく。

4点目は「在庫データの活用による020の実現」である。Eコマースの発展に伴い、「必要数がいつ、どこで手に入るのか」といった在庫情報が商品の購入決定に際して重要になると考えている。ロジザードグループは、倉庫に加え店舗等の在庫引当と出荷機能の提供のほか、効果的な在庫配置のための提案機能を含んだ在庫情報を新しい活用分野としてサービスの提供を目指している。

5点目は「将来の業界を担う若年層の育成」である。ロジザードグループは、ITを活用するノウハウと教育サービスの提供、業界知識を向上させるセミナーの継続的な開催など、業界人材の育成サービスを実施する。また、若者が親しみやすい業界向けメディアの発行を継続して行い、技術者の増加に資する活動を邁進にしていく。

6点目は「内部管理体制の強化」である。ロジザードグループは、事業の継続的な発展を実現するため、コーポレート・ガバナンス機能の強化は必須であり、内部統制システムの適切な運用が重要であるに認識している。コーポレート・ガバナンスに関しては、内部監査の定期的なモニタリングの実施と監査役や会計監査人との連携を図り、内部管理体制の強化に取り組んでいく。