Dropbox, Inc. 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 92億5598万9523 ドル
銘柄コード DBX(NASDAQ)

沿革・企業概要

Dropboxは、オンラインストレージサービス『Dropbox』の開発・管理・運用を行っている企業だ。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、世界各地12ヶ所にオフィスを構えている。

Dropboxは、もともと2007年5月にデラウェア州にEvenflowという社名で設立された。当時からオンラインストレージサービスを提供し、リーディングカンパニーとしての地位を築いてきた。2009年10月に、メインサービス名であるDropboxに社名を変更した。

Dropboxは「ファイルの同期を維持すること」から「チームの同期を維持すること」へと注力の軸足を移してきた。Dropboxのミッションは「スマートな働き方をデザインする」ことだ。

過去10年間で、Dropboxは上述のミッションをほぼ達成してきたものの、その過程で多くのユーザーにとって 『Dropbox』というストレージサービスを活用することで生み出される利用者の共有や共同作業といったワークプロセスは、ファイルを保存することよりも価値のあるものであることに気づいた。

これに気づいたことで、Dropboxは「ファイルの同期を維持すること」に注力することから、「チームの同期を維持すること」へと軸足を移してきた。チームの流動性とグローバル化が進むことで、互換性のないツールやデバイス間でコンテンツの断片化が進むなかで、Dropboxが提供する「チームを同期する」プラットフォームの必要性は今後も高まっていくことが予想される。こうした考えのもとで、現在(2020年9月)のDropboxのミッションは「スマートな働き方をデザインする」ことに変更された。

これをミッションとして、Dropboxはコンテンツを検索したり、アプリケーションを切り替えたり、ワークフローを管理したりするような面倒な作業である「ワーク・アバウト・ワーク(仕事のための仕事)」に費やす膨大な時間とエネルギーの浪費を減らすことに焦点を当てたサービスを展開することに注力するようになった。

『Dropbox』のサービス概要

『Dropbox』のストレージツールとしての特徴は、そのシンプルな操作性と利便性にある。自端末の専用フォルダにファイルをドラッグ&ドロップするだけで、データの共有・同期が可能となる。登録されたファイルはオンラインでバックアップされ、変更履歴からファイルを元に復元することもできる。

サブスクリプション型サービスで、個人・チームを問わず多様な顧客基盤の多様なニーズに対応するために、様々なプランが用意されている。

2019年12月31日時点で、ユーザー数(無料含む)は6億人で、うち有料ユーザー数は1,430万人だった。また、企業向けプラン『Dropbox Business』を利用するチーム数は45万を超えた。

多様な顧客基盤

Dropboxの顧客基盤は非常に多様化している。2017年~2019年の3年間は、売上高の1%を超える有料顧客はいなかった。言い換えると『Dropbox』は特定の取引先のみに利用されているわけではない。

顧客は、フリーランサーや小規模企業からフォーチュン100に選出されている企業まで、あらゆる規模の個人、チーム、組織が含まれている。また、業界別、職種別で見ても幅広く利用されている。

競争力の源泉の変化

『Dropbox』はただのオンラインストレージツールから脱却しつつある。

職場では様々な仕事効率化ツールが活用されており、煩雑な操作やコミュニケーションが必要となっている。そのため本来のコア業務がしばしば停滞、ひいては中断してしまうことがあり、ただ忙しいだけで成果が上がることはない。

そこで、Dropboxは2019年にスマートワークスペース『Dropbox Spaces』を追加機能としてローンチした。これは仕事で使うすべてのコンテンツとツールを1か所に集約できるプラットフォームだ。チームであっても、個人であっても、コンテンツとツールに簡単にアクセスすることができるようになる。

スマートワークスペースを利用することで、ユーザーは複数のプラットフォームやアプリ、コンテンツを行き来する必要はなく、すべてを同じ場所で使うことができる。加えて、仕事に関する情報がコミュニケーションツールごとに分散してしまうことはなくなり、1つのワークスペースで全ての情報を簡単に共有することができるようになる。


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