テルモ 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 3兆6487億3900万 円
銘柄コード 4543(市場第一部(内国株))

テルモ株式会社は東京都渋谷区に本社をおく企業。1921年北里柴三郎博士をはじめとした医学者が発起人となり、優秀な体温計の国産化をめざして「赤線検温器株式会社」として設立。1955年には体温計が国内生産量の30%を占め、第1位となる。1963年医療の安全性を高めるため、国産初の使い切り注射筒を発売、使い切り医療機器分野に進出。1964年国内初となる使い切り注射針、1969年国内初となる血液バッグを発売。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

テルモ株式会社(TERUMO CORPORATION)は、東京都渋谷区に本社を置く、人工心肺システムの製品を製造、また一部を輸入し、販売している企業。1921年9月、第一次世界大戦の影響で輸入が途絶えた体温計を国産化するために、北里柴三郎博士をはじめとする医師らが発起人となり、赤線検温器株式会社が設立。1974年、テルモ株式会社に商号変更した。1985年5月、東京証券取引所市場第一部へ指定。1999年、テルモメディカルCorp.が米国3M社から人工心肺事業を買収しテルモカーディオバスキュラーシステムズCorp.及びテルモカーディオバスキュラーシステムズヨーロッパGmbHを設立。

事業内容

テルモ株式会社(TERUMO CORPORATION)は、「心臓血管カンパニー」「ホスピタルカンパニー」および「血液・細胞テクノロジーカンパニー」の3部門によって医療関連サービスを展開している。

心臓血管カンパニー

カテーテルシステム、人工心肺システムの一部、人工血管を輸入し、主として医家向業務用代理店を通じて、全国の病院、診療所等に販売している。テルモ・クリニカルサプライは、カテーテルシステム製品の一部を製造し、販売。テルモ山口はカテーテルシステムの半製品の製造を行っている。

ホスピタルカンパニー

ホスピタル医療器、医薬品類、腹膜透析関連、糖尿病関連、アライアンス関連の製品を製造し、また一部を輸入し、主として医家向業務用代理店を通じて、全国の病院、診療所等へ販売している。また、ヘルスケア関連の製品を製造し、主として一般消費者向け家庭用製品の代理店を通じて、全国の薬局・薬店等へ販売している。

血管・細胞テクノロジーカンパニー

輸血関連の製品を製造し、主としてテルモBCTを通じて日本赤十字社へ販売している。

経営方針

テルモグループは、2019年4月1日、「企業理念」、「コアバリューズ」、「テルモグループ行動規範」からなる新たな企業理念体系を制定した。全社員がこの企業理念体系に基づいた事業活動を行うことで、患者や医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指す。

企業理念

企業理念は「医療を通じて社会に貢献する」、創立時から持ち続け、未来にわたって希求する、企業の不変の目標、社会的使命。

コアバリューズ

「Respect(尊重) -他者の尊重」、「Integrity(誠実)-企業理念を胸に」、「Care(ケア)-患者さんへの想い」、「Quality(品質)-優れた仕事へのこだわり」、「Creativity(創造力)-イノベーションの追求」は、企業理念実現のための活動において、アソシエイトが行動の基礎とする共通の価値観、信念。

テルモグループ行動規範

アソシエイトが高い倫理観をもって正しく行動するために守るべき行動原則。

経営環境

2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けることが想定される。一時的な需要の低下に加え、生産の操業度の低下や研究開発の遅延などにも留意が必要。こうした状況のなか、健全な収益性と資金流動性を維持しながら、刻々と変化する状況に対し柔軟かつ機動的な対応を図る。

医療機器市場は、高齢者数の増加とそれに伴う慢性疾患の増加等により、今後も市場の拡大が見込まれる。一方で医療費の増加が財政を圧迫する中、価値や効率性を重視した医療へのシフトが進んでいる。また、海外では買収や合併による業界再編が進み、企業規模の巨大化と集中・寡占化が進みつつある。

経営戦略

テルモグループは、2016年12月に発表した次の5ヵ年を対象とする中長期成長戦略を推進する。中長期ビジョンとして「日本初のグローバル企業」を掲げ、世界の医療現場からトップブランドとして信頼されるメーカーになること、そしてその信頼を製品・供給・サービスのトータルクオリティーで担保することを目指す。

グローバルでは選択と集中

高度医療を支えるために不可欠な製品や独自の技術力を活かし、グローバルではカテーテル、脳血管、D&D(薬と医療機器を組み合わせて付加価値を高める領域)、血液治療等、市場の拡大が見込まれる領域やテルモの競争力を発揮できる分野に注力する。

日本では総合力の発揮

ホームグラウンドである日本では、幅広い製品構成や医療現場との接点、確立した流通網を活かして、医療機関や地域のニーズを満たし、患者のQOLの向上や医療の効率化に貢献する製品・サービスを提供する。

イノベーションの推進

グローバルに展開する開発拠点やこれまで研究開発活動を通じて培った幅広いコア技術を活かし、自社開発を強化するとともに、社外との連携も推進し、社会全体への影響が大きい医療課題の解決に向けて、価値あるイノベーションの創出を目指す。

経営指標

テルモグループでは、2016年12月に次の5ヵ年を対象とする中長期成長戦略を策定し、成長性、収益性、効率性においてそれぞれ目標を掲げ、達成に向けて取り組む。目標は、売上収益:一桁後半の成長、調整後営業利益:二桁成長、調整後EPS:135〜150円、調整後ROE: 10%以上を維持。


2020年3月期 有価証券報告書(提出日:2020年6月26日)