配送遅れで売上予想を下振れ
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アパレルECプラットフォーム「Stitch Fix」が2020年10〜12月期決算を発表。
メインサービス「Fix」ではスタイリストの知見とデータサイエンスを融合し、ユーザーに最適なファッションアイテムを自宅に配送。不要なものは返品できる。
- 売上高は前年比11.6%増の5.0億ドル
- 営業損失は0.4億ドル(前年は0.1億ドルの黒字)
- アクティブ顧客数は387.3万人(前年比11.8%増)

アクティブ顧客数は再び成長を加速。直近2四半期だけで35.1万人を獲得し、2020年全体よりも多くの顧客を獲得。
一方で、売上高は前回予想の下限である5.06億ドルを下回る。理由に挙げるのは、ホリデーシーズンにおける(世間一般の)「前例のない」配送量だ。
Stitch Fixでは顧客の「Fix」を作成してから、返品された品を倉庫に受け取るまでを「サイクルタイム」と名付ける。物流ひっ迫でサイクルタイムが長引き、一部の売上計上が遅れてしまったという。
2021年9月期の通期売上高は、前年比18~20%増の20.2~20.5億ドルと予想。前回予想(20〜25%増)から引き下げ、株価は時間外で20%以上の下落となっている。