競合ユニコーンを買収
Shutterstock
ID管理SaaSを手掛けるOktaが決算を発表。前回決算時に開示した業績予想に対して、売上は上振れで着地した。
- 売上高は前年比40.3%増の2.4億ドル
- 営業損失は0.5億ドル(前年は0.4億ドルの赤字)
- 顧客数は1万社に拡大(前年比25.8%増)

年間契約額(ACV)が10万ドルを超える大口顧客は1,950社(前年比32.9%増)に拡大。アップセルを加味した継続率(Net Retention Rate)は121%と高水準を維持した。
力強い決算と合わせて発表されたのは、競合「Auth0」の買収だ。Auth0は2013年設立で、統合認証基盤サービスを展開。会員登録やログイン機能等を簡単に実装出来るSaaSとして開発者に定評があり、9,000社以上の顧客を抱えている。
買収額は65億ドルで、Oktaの時価総額310億ドルの約2割にあたる。買収後もAuth0は独立したビジネスユニットとして事業を継続する。
2021年2月〜2022年1月の通期業績(Auto0含まず)は、売上高が前年比29〜30%増の10.8〜10.9億ドルを見込む。