2021年02月25日 07:03
建設現場向けSaaS、新規上場へ
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Shutterstock

建築図面・現場管理ソフトウェアを提供する「スパイダープラス」が2月24日、東証マザーズへの新規上場を承認された。

建設現場向けSaaS『SPIDERPLUS』を提供するICT事業と、断熱材の取り付け工事などを行うエンジニアリング事業を展開している。

  • 2020年の通期売上高は前年比53.4%増の19.7億円
  • 営業利益は同じく75.1%増の1.1億円
  • ICT事業の売上高は14.8億円(売上全体の75%)

スパイダープラス

スパイダープラスは、1997年に埼玉県戸田市で個人事業の「伊藤工業」として創業した。当時はエンジニアリング事業のみを展開。2010年にIT事業を立ち上げ、翌年にSPIDERPLUSをリリースした。

建築業界の人手不足と高齢化の影響で、建築需要に対して今後100万人の労働者が不足すると言われている。この問題を解決すべく、スパイダープラスは顧客の声を反映させる形で様々なオプション機能を開発している。

2020年12月末時点でSPIDERPLUSの契約社数は前年比67.7%増の793社に拡大し、ARRは16.7億円にのぼる。

想定発行株価は1,010円、上場時発行済株数は31,808,100株。想定時価総額は321.3億円となる。