2021年02月19日 07:00
スマートTVの販売シェア38%
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2月18日、Rokuが2020年10〜12月期決算を発表

Rokuはテレビでストリーミングコンテンツを見られるようにする。Netflixとは異なり、利用は原則無料。広告を中心としたビジネスモデルである。

  • 売上高は前年比58%増の6.5億ドル(前回予想は40%台中盤の増加率)
  • 営業利益は6,515万ドルの黒字(前年は1,738万ドルの赤字)
  • アクティブアカウント数は前年比39%増の5,120万件

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コロナ禍での利用増が続く。10〜12月の総視聴時間は170億時間(前年比55%増)。アカウント平均で月に111時間視聴していることになる

年末商戦でプレイヤー(端末)の利益率は減少。売上1.8億ドルに対して粗利は460万ドルだった(前年は70万ドルの赤字)。例年通りのトレンドだ。

Netflix等とのレベニューシェアや広告事業を展開する「プラットフォーム売上」は4.7億ドル(前年比81%増)。粗利は同じく3億ドル(85%増)に拡大した。

Rokuが狙っているのは、一般的なTV広告市場のストリーミングによる代替だ。米国では圧倒的なシェアを誇り、スマートTVの販売シェアは38%にのぼる。カナダやメキシコ、英国など海外展開も進める。