年間12.7兆円
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ECプラットフォームを手がけるShopifyが2月18日、2020年10〜12月期決算を発表した。巣ごもりで力強い成長が続く。
- 売上高は前年比94%増の9億7774万ドル
- 営業利益は1億1254万ドルの黒字(前年は3007万ドルの赤字)
- 2四半期連続で黒字を確保、2021年度の業績予想は示さず
日本の「BASE」と同様、個人でも簡単にECサイトを作れるようにするのがShopifyのサービスだ。定期課金と決済手数料の二つが主な収益源である。
年間のGMV(取り扱い額)は1,195億ドル(≒12.7兆円)。ちなみに、日本のBtoC-EC市場が19.4兆円(2019年)である。物販系分野に限れば10兆515億円。
決済手数料など「マーチャントソリューション」売上は前年比2.2倍の7億ドルに拡大。年末商戦の活発化もあり、GMVが前年比2倍の411億ドルとなった。
加盟店数も伸び、定期課金売上高は2.8億ドルと前年から53%増となった。MRR(月間経常収益)は8,260万ドルで、そのうち25%にあたる2,100万ドルが大口顧客向けの「Shopify Plus」だった。
2021年、成長率が鈍化する見通しを示す。16日にはAmazonがShopifyの競合の豪Selzを買収したことが判明するなど、競争環境にも注目したい。