2021年02月20日 08:00
バークシャー、Apple株を一部売却
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GettyImages

著名投資家のウォーレン・バフェットが経営するバークシャー・ハサウェイが、直近の数か月でApple株式を一部売却していたことがわかった。

通信会社ベライゾン(86億ドル相当)や石油会社シェブロン(41億ドル)、保険会社マーシュ&マクレナン(5億ドル)の株式を新たに取得したことも判明。今回の開示の後、三社の株価は上昇した。

バークシャー・ハサウェイ

Apple株を一部売却したとはいえ、今も持分は約1,200億ドルにのぼる。保有株式の中では圧倒的に大きい。

バークシャーは2016年よりAppleに出資。IT企業への投資を避けてきたバフェットの動きとして注目を集めた。持分は何倍にも膨らみ、彼の長い投資キャリアでも稀に見る大成功となった。

もっとも、2019年末時点でApple株のウェイトは30%に過ぎなかった。コロナ相場で48%に膨らんだのを調整したのは、むしろ自然な決定にも思える。

今回開示されたのは、2020年12月31日時点のForm 13F。1億ドル以上を運用する機関投資家は、保有株式について報告することが義務化されている。