2021年02月16日 07:00
マスク20%増産へ
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ユニ・チャームは2月15日、2020年12月期本決算を発表した。

  • 売上高は7274億円(前年比1.9%増)、コア営業利益は1147億円(同27.8%増)とともに過去最高
  • 日本事業は3割、海外事業は2割の増益と幅広いエリアで好調
  • 21年12月期は売上7700億円(前年比5.8%増)、コア営業利益1190億円(同3.7%増)と連続で最高を更新する見通し

各セグメントで、採算の良い高付加価値商品の販売が伸びた。

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好業績を牽引したのは、マスクの「超快適」と「超立体」の両ブランド。ウェットティッシュの「シルコット」の売れ行きも良かった。

日本製の商品への需要が落ち着きつつある中国でも、ECチャネルを中心に高価格帯のおむつ「ムーニー」などが売上を伸ばしている。

コロナ禍での外出自粛を受け、ペットを飼う世帯が増加。国内ではペット用おむつ、北米では猫用の副食などが好調だった。

21年12月期はマスクやウェットティッシュで20%の増産を計画。高まる衛生需要を確実に捉え、更なる成長を狙う。