2021年02月15日 07:00
預かり資産3,600億円突破
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資産運用サービスを手掛けるウェルスナビは12日、2020年12月期通期決算を発表した。

  • 営業収益は前年比62.1%増の25.2億円
  • 営業利益は9.8億円の赤字(前年は20.6億円の赤字)
  • 預かり資産は前年比61.8%増の3,291億円

ウェルスナビでは、預り資産の1%を手数料として徴収する。運用者が増えるほど、預ける金額が増えるほど営業収益が積み上がるモデルだ。

ウェルスナビ

運用者数は2020年12月末時点で23.6万人まで拡大。平均すると1人あたり約140万円を運用していることになる。

事業拡大にむけ、機能拡充、エンジニアを中心とした人材採用、TVCMなどの広告宣伝活動を実施した。営業損益では赤字が続くものの、広告宣伝費を除けば3四半期連続で黒字だった。

2月17日には新機能「おまかせNISA」をリリース。NISA口座の取引や管理を自動でおまかせできる。NISA口座は使い方や手続きが難しいという理由で使わない人が多く、このサービスを通じて資産運用サポートを加速させる。

2021年12月期の業績予想は、新型コロナの収束時期が不透明であることなどから未公表としている。2月5日時点での預かり資産は3,600億円を突破した。