ショップ開設数、130万突破
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ECサイト開設支援のBASEが2月10日、2020年12月期本決算を発表した。
- 売上高は前年比2.2倍の82億円
- 営業損益は8億300万円の黒字(前年は4億4100万円の赤字)
- 21年12月期の業績予想は、売上97〜105億円(前年比17.6〜27.1%増)、営業損益は9〜14億円の赤字
コロナ禍で強まるECシフトを捉え、通期として初の黒字化を達成した。

主力のBASE事業の営業利益は11億円(前年は1億1700万円の赤字)と業績をけん引。ネットショップの開設数は130万店を突破した。
2Q(20年4〜6月)から減少傾向にあったGMV(流通総額)は下げ止まり、4Qは前四半期比で4%の増加に転じた。
オンライン決済のPAY事業では伸びが加速。「Go To キャンペーン」など大型案件により売上高が46%増となり、営業赤字が縮小した。
足元では、インスタグラムで商品広告を簡単に配信できる機能をリリース。note社との提携も開始するなど、顧客へのリーチを広げている。
引き続き開発人員の採用などへの積極投資を続け、21年12月期は営業赤字となる見通しだ。