2021年02月04日 08:00
ネット予約キャンペーンプラン
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新型コロナウイルスの拡大で苦境にあえぐ飲食店。その状況が顕著に表れるのが、大手グルメサイトの業績だ。

2月3日、『食べログ』運営元のカカクコムと、ぐるなびの両社が2020年4〜12月期決算を発表した。カカクコムは前年比16.5%減、ぐるなびは同じく48.6%もの減収だった。

『食べログ』の有料プラン契約店舗数は5.99万店舗に回復。そのうち1.15万店舗は「ネット予約キャンペーンプラン」で、固定費ゼロ円でネット予約の受付を可能とした

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Go To Eatキャンペーンもあり、ネット予約人数は10〜12月期に1,689万人に急増。11月半ばには一時、前年比4倍超まで急増した。ネット予約が牽引したことで、店舗当たりの月額料金は3.12万円に回復した。

カカクコムには比較サイト『価格.com』があり、会社全体としての収益性を下支えした。ダメージが深いのは「ぐるなび」の方だ。

ぐるなびの総有料加盟店舗数自体は56,805店と、9月を底に回復傾向。こちらもGo To Eatキャンペーンプランを開催し、「その他の有料加盟店」9,485店舗の中に算入されている。

飲食店販促サービスの店舗当たり契約高は、10〜12月に31,367円。4〜6月の8,878円からは回復しているが、前年同期の42,961円からは27%減少。

緊急事態宣言再発令後の状況は両サービスともに厳しい。食べログは1/25の週に前年比29.1%。有料プラン契約店舗数も5.88万店舗に減少した。