YouTubeの広告売上1.5倍
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Googleの親会社Alphabetが2月2日、2020年10〜12月期決算を発表した。
- 売上高は前年比23%増の569億ドル
- 営業利益は同じく69%増の156.5億ドル
- Google単体の営業利益は190億ドル(前年比41%増)にのぼる
CFOのルース・ポラットは「力強い業績は検索とYouTubeが牽引した」とコメント。
事業別の売上はGoogle Cloudが力強く、前年比47%増の38.3億ドル。YouTube広告は前年比46%増収の68.9億ドル。検索その他も17%増収だった。

一方では、新たな取り組みも進める。
2020年12月にはデータ管理企業「Actifio」の買収を発表。今年1月にはゼロトラストセキュリティの「BeyondCorp Enterprise」一般提供を開始した。
ゼロトラスト型セキュリティとは、現在主流の「境界を防御する」仕組みとは異なり、あらゆる状況を常時監視する(=全て信頼しない)概念。リモートワークの拡大で必要性が高まっている。
モビリティ周りではフォードモーターが全車に「Android」を搭載することを発表。コネクテッド・カーの普及に向けて、大手メーカーと既存IT事業者の連携が強まっている。