旗艦店シフト、進む
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家具・インテリアのEC事業を手掛けるベガコーポレーションが1月29日、2020年4〜12月期決算を発表した。
- 売上高は前年比44.8%増の142億円
- 営業利益は同じく108倍の14億円
- 通期予想は売上180〜200億円(前年比32.6〜47.4%増)、営業利益17〜21億円(同14.7〜18.1倍)
巣ごもり需要を追い風に家具販売が伸び、販売価格や配送方法の適正化で利益率も改善した。足元ではやや反動減も見られる。

主力の「LOWYA」事業では、自社運営する旗艦店の売上高(10〜12月)が前年比92.7%増。旗艦店の構成比は48.7%と同14.3ポイント上昇した。
楽天市場など他社モールへ出店するより価格競争が起きにくく、購入単価の上昇につながった。一方ではモールも堅調で、Amazon店は前年比27.5%増、楽天店は4.1%増となった。
収益性の向上を受け、21年3月期末に上場来初の配当を実施する。1株あたり10円とする見通しだ。
昨年11月には試験的に他社商品の取り扱いを開始。流通総額1,000億円を目指して「プラットフォーム化」を推し進めていく。