巣篭もりの寵児2社
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漫画アプリ「めちゃコミック」などを展開するインフォコムが1月27日、2020年4〜12月期決算を発表した。
- 売上高は前年比19%増の489億円
- 営業利益は同じく22%増の71.1億円
- 通期予想は売上705億円(前年比21%増)、営業利益105億円(同28%増)
10〜12月の電子コミック事業は売上108億円で前年比35%増。3Q累計では331億円と、すでに前年通期を上回った。営業利益は58.1億円(3Q累計)にのぼる。
インフォコムは電子コミックとヘルスケアを重点事業とし、2023年3月期に電子コミック事業の売上600億円を目指している。

同じく漫画アプリを展開するイーブックイニシアティブジャパンも同日、2020年4〜12月期決算を発表した。
- 売上高は前年比44%増の219億円
- 営業利益は同63%増の8.65億円
- 通期予想は売上280億円(前年比32%増)、営業利益9.5億円(同20%増)
親会社であるヤフーとの連携を強め、プロモーションを積極化。超PayPay祭など販促企画などで大きく伸長した。
グループ3サービス以上を利用することでボーナス還元率がアップする「PayPaySTEP」にも参加。LOHACOやPayPayモールなどと並べて、利用するユーザーを増やす施策だ。
オンライン広告(静止画・動画)も強化しており、動画配信サービス内での広告出稿や、「先を読みたくなる」コマ広告にも注力。オリジナル作品『ベルリンうわの空』が入賞するなど、独自コンテンツも拡大した。