2021年01月28日 08:00
今後の「向かい風」をアピール
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Facebookは1月27日、2020年10〜12月期決算(4Q)を発表した。

  • 売上高は前年比33%増の280.7億ドル
  • 営業利益は同じく44%増の127.8億ドル
  • DAU(1日当たりユーザ)は18.4億人で前年比11%増
  • DAP(グループ全体)は26億人で、同じく15%増

グループ全体の月間アクティブ利用者(MAP)は33億ドル(前年比14%増)にのぼる。もうすぐ全人類の半分というところだ。

Facebook

CFOは「大きく二つのトレンドがある」とコメント。一つ目は、コマース(物販)のオンラインシフト。二つ目は、消費者需要がサービス(旅行など)を離れ、製品(モノ)へと向かっていることだ。

足元は力強いが、Facebook側は「2021年にはiOS14などプラットフォーム側の変更や規制環境などが向かい風になる」と、自社の展望についてネガティブアピールをしている。時期は不透明だが、1Q(1〜3月)の後半から影響が顕在化する見通し

3か月の営業キャッシュフローは140億ドルにのぼり、大手テック企業の中でも遜色はない。時価総額は7,751億ドルと、テスラをやや下回る水準。「GAFAM」の中で唯一1兆ドルに達していない。