2021年01月27日 08:00
きたれ、ワクチン
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ジョンソン&ジョンソン(J&J)が2020年10〜12月期決算を発表した。

  • 売上高は前年比8.3%増の225億ドル
  • 税引き前利益は同じく61%減の16.5億ドル
  • 調整後EPSは56.7%減の0.65ドル
  • 2021年の予想は調整後売上8〜9.5%増、調整後EPS17.1%〜19.6%増

Johnson & Johnson

J&J社は製薬、医療機器、消費者向けメーカーという三つの側面がある。足元で伸びているのは製薬部門だ。

抗がん剤(Oncology)などが牽引し、売上は加速した。最終損益は57%減。ファイザーは、麻薬性鎮痛薬「オピオイド」やベビーパウダーの健康被害について訴訟を抱えている。

COVID-19ワクチンは「フェーズ3」治験結果を1月中に発表する見通し。ファイザーやモデルナのワクチンは2回の接種が求められるのに対し、J&J社のものは1回のみで免疫が持続するとされ、期待が高まる。