来るべき「大波」に備える
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日本電産が1月25日、2020年4〜12月期決算を発表した。
- 売上高は1兆1,850億円(前年比2.2%増)
- 営業利益は1,155億円(同24%増)
- 通期予想は売上1兆5,500億円(1%増)、営業利益1,550億円(42.8%増)に上方修正
家電、IT、ゲーム機などの新規需要を取り込み、3Q累計で過去最高の売上を更新した。

コスト改善施策『WPR4プロジェクト』による徹底した原価改善・固定費適正化も功を奏し、営業利益が大幅に伸長している。
CCC(Cash Conversion Cycle)改善活動の推進もあり、フリーキャッシュフローも改善。1Qは52億円のマイナスだったが、3Q(10〜12月)には451億円のプラスとなった。
日本電産の今につながった追い風の一つが、HDD業界で起こった30年超の大型トレンド。
同じことが、EV化によって自動車産業でも起こると豪語する。E-Axle(トラクションモータシステム)採用車種の販売台数は累計10万台を超え、着実に普及が進み始めている。