電子タバコ、大きな伸び代
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中国のRLX Technologyがニューヨーク証券取引所に上場した。電子タバコブランド『RELX(悦刻)』を展開する。
- デバイスの出荷数は2019年に430万台、2020年3Q累計で560万台
- カートリッジは同じく7,380万件、1億2,460万件
- 2019年の市場シェアは48%、2020年3Q累計では62.6%に拡大

2020年に入ってから売上高が急増、7〜9月期には11.2億元(179億円)に拡大した。中国の電子タバコ市場は急拡大しており、2020年には25億ドルにのぼると予想されていた。
2023年には113億ドルと、今の4倍以上に膨らむとすら言われる。市場の97%(2019年時点では74.1%)は「クローズドシステム」と呼ばれる単一プラットフォームにより占められ、市場の寡占度が高まることが予見されている。
2019年、世界の喫煙者は10億人おり、そのうち中国は2億8,670万人で最大。インドネシアが6,780万人、ロシアが3,810万人と続く。
英国や米国における電子タバコの利用割合はそれぞれ50.4%、32.4%と急増しているが、中国はまだ1.2%。大きなアップサイドが期待される。