BPO関連売上が急伸
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人材派遣事業を手がけるキャリアリンクは1月14日、2020年3〜11月期決算を発表した。
- 売上高は220.5億円(前年比40%増)
- 営業利益は22.6億円(同296.5%増)
- 通期予想は売上296.6億円(40.5%増)、営業利益22.8億円(229%増)
- 株価は1年前の4倍に高騰、時価総額327億円
今期のキャリアリンクは大幅な増益基調。牽引するのは主力の「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」事業だ。

BPO事業者および官公庁から新規大型案件を予想以上に受注することができ、好調に推移した。スタッフ募集費なども拡大したが、それを上回る売上拡大が続いている。
その他については、新型コロナ拡大にともなって受注量が減少している領域が多い。2020年5月の緊急事態宣言解除後は、緩やかながら需要が回復している。
菅政権により新設される「デジタル庁」。発足は2021年9月を予定しているが、すでに人材募集を開始。公共の民間委託の流れの中で、ビジネスチャンスはあるとキャリアリンク自身も認めている。