真打ち登場
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大手半導体メーカーのインテルが1月21日、2020年10〜12月期および通期の決算発表を行った。
- 四半期売上高は前年比1%減の200億ドル(10月時点予想+26億ドル)
- 営業利益は同じく13%減の58.8億ドル
- 2020年を通じ、稼いだフリーキャッシュフローは211億ドル
- 1Q21売上は186億ドルと予想(1Q20比6.2%減)
1月13日にはCEO交代を発表。現CEOのボブ・スワンは2019年1月の就任だったが2年強で退任、VMWareでCEOを務めたパット・ゲルシンガーが2月15日より新CEOに。
ゲルシンガーは1979年にインテルに入社し、2009年まで30年務めた。2000年から2005年までにかけてはCTO職を担うなど、インテルのカルチャーを深く理解する人物だ。

セグメント別ではクライアントコンピューティング部門が好調。前年比9%増収の109億ドルを売り上げた。そのうち「Notebook platform」が牽引し、前年比54%増。
先進運転支援システム(ADAS)に貢献するMobileyeは前年比39%の増収、3.33億ドルを売り上げた。営業利益は1.1億ドルと収益性も高い。
2020年に「一人負け」と言われるほど、株価が低迷したインテル。新CEOのもとで評価も復活するか注目したい。