プロジェクト管理『Wrike』を買収
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シトリックス(Citrix Systems)が1月19日、2020年10〜12月期決算を発表した。
- 全体売上は8.1億ドルで前年比フラット
- 営業利益は1.35億ドルで同27%減
- サブスクリプション収入が前年比76%増の3.4億ドル
シトリックスはサーバー仮想化などの領域を取り扱うソフトウェア企業。直近では『Citrix Workspace』に注力、SaaSモデルへの転換を進めている。

新たに『Wrike』の買収も発表。金額は22.5億ドルで、2年前に同社を買収したVista Equity Partnersから買い取る。
Wrikeが提供するのはSaaS型のプロジェクト管理ツール。パンデミックでリモートワークが当たり前のものとなり、オンラインのコラボレーションツールが持つ役割は拡大している。
2020年、WrikeはSaaSのARR(年間経常収益)として1.4億ドルをあげた。直近2年の平均成長率は30%にのぼる。2021年にはさらに30%の成長と、1.8〜1.9億ドルのARRを見込んでいる。