驚きの黒字
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串カツ田中ホールディングスは1月15日、2020年11月期決算を発表した。
- 売上高は前年比13%減の87.1億円
- 営業損益は4,000万円の赤字
- 2021年11月期予想は売上112億円(29%増)、営業利益2.8億円
新型コロナウイルスによる影響が本格化する中、居酒屋としては驚異的な底堅さを見せた。3Q(6〜8月)以降は営業黒字を保ち、既存店売上も前年比6割以上を維持した。
2020年11月にはGoToイートの効果もあり、既存店売上は前年比84%まで回復。直近では感染者数増加の影響により、再び低迷した。
コロナ対策の一貫として「ソースの提供方法」を変更。ソースを「つける」形式から「かける」方法へと変えたことで、年間の廃棄量が約70%(37万L)削減した。
テイクアウト・デリバリーの構成比も拡大し、2020年12月時点では10%。非アルコール業態として鳥と卵の専門店「鳥玉」を関東圏でオープン。元は沖縄の店舗だったが、昨年2月にブランドを譲受していた。