SaaSの高成長続く
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マネーフォワードが2020年11月期の通期決算を発表した。
- 9〜11月の売上高は前年比51.0%増の33.5億円
- 広告宣伝費に14.3億円投資したことで、営業損失は12.0億円の赤字
- 通期業績では売上高、営業損失ともに予想レンジ内に着地
クラウド会計ソフトなどを提供する「Business」ドメインの売上高は、前年比78.4%増の22億円。そのうち、法人向けストック売上は前年比40.6%増の13.2億円と高成長を維持した。
10月〜12月には大型マーケティングを展開。TVCMは、印象的な人形と明確なメッセージが特徴的。オンラインでの資料請求件数が2.7倍に増加した。

個人向けサービスを提供する「Home」ドメインの売上高は、前年比2.1%減の5.1億円だった。課金ユーザーは順調に増加し、足元で28万人を突破。課金収入は前年比27%増の3.6億円だった。
一方、4Qの恒例イベント「お金のEXPO」をオンラインに切り替えて実施したことで、メディア/広告収入の売上が大きく落ち込んだ。
2021年11月期の業績予想は、売上高147.5〜157.5億円(前年比30.3〜39.2%増)、営業損失12.0〜8.0億円と見込む。