2021年01月15日 08:00
フルリモートの時代
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UI/UXデザインを主軸に展開するグッドパッチが9~11月決算を発表。5~6月の落ち込みから力強く回復し、計画を上回った。

  • 売上高は前年比21.0%増の6.5億円
  • 営業利益は50.3%増の1.2億円
  • 40%増収の「Goodpatch Anywhere」も牽引

中核の「デザインパートナー事業」は、戦略策定からコンセプト設計、UI/UXデザイン、開発までをワンストップで提供。売上は前年比15.9%増の4.6億円、営業利益は28.3%増の8,557万円に伸長した。

国内ではIPOによる知名度向上も寄与し、問い合わせが前年比で5割増加。月平均プロジェクト数は前年比11.6%増の26件に。小型案件も含めて拡大したため、プロジェクト月単価は3%増の544.3万円となった。

グッドパッチ

ドイツ子会社はプロジェクト待機者の退職が進んで稼働率が向上、黒字転換した。

デザインプラットフォーム事業では人材紹介やソフトウェアサービスを展開、売上は前年比35.3%増の1.9億円、営業利益は3,146万円で大幅増益を達成。

牽引したのが、フルリモートでデザインチームを組成する「Goodpatch Anywhere」。所属デザイナーは11月末時点で200人超、売上は前年比39.6%増の1.2億円に拡大した

進捗は堅調だが、緊急事態宣言の影響が未知数であるため通期業績予想は売上25.9億円(前年比20.9%増)、営業利益3億円(同36.7%増)のまま据え置いた。