アジアでは黒字
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ファミレス大手のサイゼリヤが2020年9〜11月期を発表した。
- 売上高は前年比13.9%減の328.0億円
- 営業利益は同じく80.4%減の3.7億円
- 既存店売上は10月に前年比90.1%まで回復、12月は75.2%
国内売上は回復傾向だったが、状況は厳しい。年末には「骨付きももの辛みチキン」「ラムシャンクとワインセット」など、独自のテイクアウトメニューを強化した。
足元では緊急事態宣言の再発令を受け、東京で1月8日以降、埼玉県、神奈川県、千葉県でも1月12日以降、20時閉店となっている。
日本事業は赤字だが、海外事業はアジア・豪州ともに黒字だ。
アジアでは中国本土が回復トレンド。香港では新型コロナの感染が再拡大、アジア全体の売上は93.3億円(前年比8.4%減)、営業利益は11.9億円(同22.5%減)となった。
豪州ではグループ向けに食材製造を手がけるが、売上11.2億円(前年比19%減)、営業利益は1.9億円(同66%増)だった。
2021年8月期通期業績予想は、売上高1,350億円(前年比6.4%増)、営業損失は10億円の赤字となる見込みだ。