どこでもスクリーン
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今年は完全バーチャルで開催されている家電見本市の『CES』。韓国のテクノロジー企業、サムスンも新製品の発表に力を入れた。
中でも目を引くのが『Neo QLED』。量子ドット技術とミニLEDを搭載した最新鋭のスマートTVである。
高いデザイン性から環境負荷の低減、高品質なオーディオ機能など様々な点をアピール。設置環境を分析し、空間に合わせて没入型サウンドを調整できる『SpaceFit Sound』も魅力的だ。
「スマートトレーナー」機能も発表。自宅でワークアウトを行うとき、課題となるのが運動時の「姿勢」。間違ったフォームでは効果が下がるだけでなく、怪我のリスクも高まる。
スマートトレーナーを使えば、ワークアウト中の自分の姿をトラッキングし、運動フォームをどう調整したら良いかをAIがリアルタイムに教えてくれる。運動効果をより正確に測ることも可能だ。
「スクリーン」が次なる革新の舞台に?
新たな体験は一つではない。スマホをTV本体に「タップ」すれば、シームレスに動画通話に移行することもできる。連携するのは、高品質のビデオ通話を売りにする『Google Duo』。
手元のPC画面を巨大なスクリーンに映し出すこともスムーズにできる。考えてみれば、自宅に大きなスクリーンがあるなら、それを仕事に使うのは自然な話だ。
サムスンは「Screens Everywhere, Screens for All」というメッセージを強調。スマートTVは仕事場、教室、ジム、映画館など全てを代替しうる。コロナ禍がその重要性を増したことは確かだ。