ウォルマート、フィンテック企業設立
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米国の大手スーパーマーケット「ウォルマート」が、フィンテックの合弁会社を立ち上げる。協業するのは、株アプリ『Robinhood』の投資家として知られるRibbit Capital。
Ribbitの代表的な投資先は、昨年Intuitが買収した「Credit Karma」や、間もなく上場する後払いサービス「Affirm」など。この領域では随一の存在だ。
ウォルマートの小売に関するノウハウとRibbitのフィンテック領域における知見を融合し、ウォルマートを利用する消費者向けの金融サービスを提供するという。
米国事業でCEOを務めるジョン・ファーナーは「長年、何百万という顧客が節約だけでなく、金融面でもウォルマートを頼ってきた。彼らが金融サービスにおいて、より多くを求めているのは明らかだ」とコメント。
「革新的で必要性の高い選択肢をRibbit Capitalと連携して提供するのを楽しみにしている」と付け加えた。対象には、ウォルマートの従業員(アソシエイト)も入ってくるようだ。
合弁事業は、フィンテック企業との提携や買収によって実現される。 ウォルマートには220万人を超える従業員(2020年1月時点)がおり、グループ内だけでも巨大なサービスとなり得る。