新たな事業モデル構築へ
Shutterstock
女性向けフィットネスクラブ『カーブス』をチェーン展開する「カーブスホールディングス」が9~11月決算を発表した。
- 売上高は前年比22.0%減の57.2億円
- 営業損益は1,077万円の赤字
- 国内会員数は前年比15.3%減の73.2万人
加盟店から徴収する広告分担金を今期から売上に計上しなくなった。その影響を排したオーガニックな売上は前年比12.8%減。
直近では新規入会・休会復帰キャンペーンによる会員増に取り組んだ。特に10月はテレビCMも展開し、戦略的にマーケティングを強化しているという。
9月にはオンライン体操教室「おうちでカーブス」をスタート。特別休会を除いた国内の実質会員数は半年で約14万人純増の68.9万人。回復トレンドだ。
国内店舗数は前年比8店舗減の2,000店舗に減少、うち直営は11店舗増の75店舗である。期末店舗数は1,940店程度まで整理する計画。
カーブスHDは加盟店向けに経営支援金の拠出を続けつつ、コロナ影響が大きい店舗の統廃合を進める。閉店店舗にいた実質会員のうち65%以上は近隣店舗へ移籍し、継続もしくは休会から復帰した。
今後は2022年末まで約2年間での事業回復と、新しい経営環境下でのビジネスモデル確立に取り組む。