2021年01月12日 08:00
+1,000%成長
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エンタメ産業はパンデミックで甚大な影響を受けた。ミュージシャンはライブを開催できず、プロアスリートは試合が延期され、観客も減少した。

彼らにとって救世主となりうるプラットフォーム「Cameo」が注目を集めている。

Cameoは、セレブにオリジナル動画を頼めるマーケットプレイス。往年の名俳優チャック・ノリスに400ドルで自分だけのための動画を送ってもらうことができる。

登録しているのは、俳優やミュージシャン、プロアスリートなど。あまり有名でない人が多いが、元プロボクサーのメイウェザー(999ドル)やリンジー・ローハン(250ドル)もいる。

送ってもらう動画の多くは、誕生日のメッセージだったり、そのセレブを代表する励ましの言葉だったりする。時間ができてしまった有名人にとっては、良い稼ぎになりそうだ。

創業者もエンタメ業界出身

Cameoは2016年に開始した。創業者のスティーブン・ガラニス(Steven Galanis)は映画プロデューサーでもある。

シカゴに本拠をおくCameoは2019年、名門VCの一つであるクライナーパーキンス(KPCB)などから5,000万ドルを調達。

2020年には新型コロナ拡大によってさらに成長が加速。成長率は1,000%にものぼり、取扱額は1億ドルにのぼる見込みだと報道された。