家電量販店は「エリア」で明暗
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家電量販店大手のビックカメラが2020年9〜11月期決算を発表した。
前四半期は巣ごもり需要や特別定額給付金などの後押しもあったが、足元では少し落ち着きを見せている。
- 売上高は前年比7.3%減の2,005.5億円
- 営業利益は同じく11.7%減の37.5億円
- 12月の全店売上は前年比で101.6%

商品別では、パソコン周辺機器やゲームのほか、加湿器や空気清浄機などの季節家電が好調だった。テレビ等は堅調に推移した一方、この他の商品は総じて低調に推移した。
新型コロナの影響で営業時間の短縮を継続するほか、空港ターミナルの店舗では臨時休業が続く。インターネット通販が大きく伸びたものの、実店舗を補うまでには達しなかった。
グループ傘下の『コジマ』は都市近郊の店舗が多いため、テレワークによる昼間人口の増加を反映して売上を伸ばした。量販店も地域ごとに明暗が分かれているようだ。
2021年8月期の通期業績予想に変更はなく、売上高8,960億円(前年比5.7%増)、営業利益は150億円(同24.3%増)を目指す。