2021年01月07日 08:00
スポット案件が伸長
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ベルシステム24ホールディングスが2020年3〜11月期決算を発表した。

中核の「CRM(顧客関係管理)事業」では、企業向けにコールセンターの受託業務などを展開する。

  • 9〜11月の売上収益は前年比8.9%増の352.7億円
  • 営業利益は同じく17.9%増の35.2億円
  • CRMの継続案件は上期での新規獲得の遅れが徐々に回復

ベルシステム24ホールディングス

期間限定の大型業務で活用される「スポット案件」が好調だ。一般的な利用ケースはリコールや選挙への対応だが、足元では新型コロナ対応が追い風。売上収益は52.8億円(前年比65.1%増)に拡大した。

資本業務提携を結んでいる伊藤忠とのシナジー売上は、コロナ禍で新規の遅れやキャンペーン未実施などが発生、今期は横ばいが続く。

利益面では、同一労働同一賃金により人件費が上昇。一方で、増収による利益の伸長に加え、収益性改善に向けた活動も奏功、大幅な増益につながった。